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柴垣 和哉
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閲覧数順 2024年04月24日更新

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インフレリスクに注意!

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  インフレリスクという言葉を聞いたことはありますか。日本はバブルが弾けた後、なかなかデフレから抜けられずにいました。若い方の多くはインフレを痛感したことはあまりないのではないでしょうか。インフレとは物価上昇のことでです。最近、アメリカほどではないですが、物価が徐々に上昇しています。インフレリスクとは物価上昇により貨幣価値が下がり、同じ金額でも買えるものが少なくなるということです。例えば、0.1%の金利で10年の定期預金に100万円預けたとすると10年後に複利で約101万円になります。物価が毎年1%上昇したとすると現在100万円で買えるものが約110万円ないと購入できなくなります。すなわち101万円-110万円=▲9万円になるということです。お金を貯めるには、このインフレリスクにも気を付けないといけません。日本人は投資よりも貯蓄が好きで銀行預金やタンス預金を多くしています。しかし、今のゼロ金利で銀行預金などをしていて大丈夫でしょうか。銀行預金だけではありません。お金を貯めたいという相談において、インフレリスクを考慮しないで学資保険など長期の固定金利の商品で運用している方も多くいます。今の低い金利の状態において長期で金利を固定していいのでしょうか。教育費が上昇したら、今以上にお金が足らなくなります。それではインフレの備えをどのようにすべきでしょうか。それは、市場金利が上昇したら、運用金利も上昇する変動金利の商品を選ぶことです。そして、物価上昇率よりも運用利率を高くしなくてはなりません。インフレに一番強い商品は、株式と不動産です。インフレすなわち物価上昇するということは供給よりも需要のほうが多くなることです。即ち通常は景気が良くなるということです。景気が良くなるということは企業業績が良くなり、株価が上昇します。また、企業業績が良くなると皆さんの給料もUPするために不動産購入する人が多くなり価格が上昇します。株式、不動産投資は難しいという人は投資信託(※1)の検討もいいでしょう。ただし、投資信託もそのままにしておくのはよくありません。お金が必要な時に目減りしている可能性があります。投資信託を始めたならば、投資先の情勢は常に気にしておきましょう。お金を増やすためには、常にリスクが伴います。価格変動リスク、為替リスク、地政学的リスクなどがあり、みなさんはそのリスクには怖さを感じている方が多いのですが、インフレリスクにも同じような怖さがあるのを意識してご自身にあったお金のため方を見つけてください。

 

(※1)投資信託とは、販売会社が多くの投資家から資金をお集め、運用会社が運用を信託銀行(資産預かり会社)に指示し運用する仕組みです。運用先は株式、債券、商品先物、不動産などいろいろあります。投資先の国も先進国や新興国、資源国などいろいろな国があります。投資信託ごと運用方針、過去の実績が見ることができます。投資する前によく確認と他の同じような投資先の投資信託を比較してください。

 

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