お彼岸でもある「秋分の日」にお墓参りへ行かれる方も多いと思いますが、車椅子使用の高齢者・障がい者は墓地内に障壁が結構ありますね!
行政に因りますが墓地等の経営許可に関する条例がある地域もあります。
(千葉市の場合)
第10条3項
墓地の区域内には、砂利敷その他ぬかるみとならない構造を有し、かつ、幅員が1メートル以上である通路であって、各墳墓に接続しているものを設けること。ただし、墳墓の構造、配置等により宗教的感情上及び公衆衛生上支障がないと市長が認める場合は、この限りでない。
幅員が1mあり車椅子走行に支障ない路面なら良いのですが、昔からある墓地は幅員が狭いケースが殆どです。
車椅子のサイズは、一般的にJIS(日本工業規格)で全幅は700mm以下、全長と全高は1200mm以下なので、お墓に正面に向き合うには1200㎜以上はないとターンテーブルなどを使用しても難しいですね。
お墓参りに行かれる方は、段差の有無や通路幅などもチェックされては如何でしょうか?
※うちのお墓前の通路は900mmです
このコラムの執筆専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
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