オリンピックが終わりますね。開催に賛否があり、私もどちらかというと否定的だったのですが、始まってしまえばチケットも持っていたくらいスポーツ観戦は好きなので、毎日忙しく応援していて、終わるのはちょっと寂しいです。
国籍に関係なく、人が一生懸命何かに打ちこんでいる姿って感動的ですよね。オリンピックはそんな瞬間があちこちで観られました。今回は無観客だったからか、国境を越えた選手同士の励まし合い支え合いの場面を多く見ることがあり、結果よりその姿に心から感動しました。
そんななか、またしてもうんざりな日本男子によるハラスメントが! そう、名古屋市長の河村氏のメダル噛み事件です。
オリンピックがらみでは、去年森元総理が世界中にハラスメント発言を発信しましたが、次に続く政治家が現れるとは、情けないの一言です。
しかも、彼もハラスメント行為者の典型で、これだけバッシングされても「愛情表現だった」と自己正当化の言い訳をし、反省の色なし。
彼らからわかるように、ハラスメントをするしないは知的能力とは関係なく、問題は人の気持ちがわかるかどうか、想像力があるかどうか、他人に関心があるかどうかです。
気持ちがわかるというのは、相手が自分をどう思っているかが気になることとは違います。気持ちというのは、相手の喜怒哀楽や快不快のこと。自分をどう思っているかは自分への評価であって、相手の気持ちとはぜんぜん違います。
相手の気持ちが想像できない人は、自分がよかれと思うことを基準にものごとをおし進めます。ときとして、熱意があって頼もしく感じることがあるかもしれませんが、結局自分さえよければいいわけで、それゆえ、無神経、デリカシーがない、自己中、自分勝手などとも表現され、ハラスメント行為者になりやすくなります。
人の気持ちに興味のない人は、自分が知らない間に誰かを傷つけたり不快にしているかもしれないと意識するようにするだけでも、被害者を減らす効果大だと思います。
また、身近にこのタイプがいる人は、どうぞ自分が傷つかないように自分を守ってあげてくださいね。残念ながら、このタイプの人にはとんど自覚も反省もないと思って接したほうが安全です。いつかわかってくれると期待するのは現実的ではないので、どうか我慢しすぎないように。場合によっては逃げることも大事です。勇気を出して!
このコラムの執筆専門家
- 藤井 雅子
- (東京都 / 心理カウンセラー)
- メンタルエステ ココロの部屋
カウンセリングはココロのエステ
自分を好きになれない、自信がない、思ったことを上手に表現できない、人目が気になって仕方ない、不安やイライラで毎日が楽しくない、甘え下手・・でもどうしていいかわからない、そんな悩める女性たちを心から応援します。ぜひ一度ご相談ください。