- ヨシダケイスケ
- はたらくちからラボ 代表
- 東京都
- キャリアコンサルタント
対象:キャリアプラン
- 宇江野 加子
- (キャリアカウンセラー)
- 冨永 のむ子
- (パーソナルコーチ)
「働く上で大切にしているものは何ですか?」
その質問に対する回答は、十人十色でしょう。
お金が大事という人もいれば、やりがいを重視する人も、自分の時間を優先できることを第一に考える人もいることと思います。
では、これから社会に出ようとする高校生は、どんな回答をしているでしょうか。
国立教育政策研究所の実施した「キャリア教育・進路指導に関する総合的実態調査 高等学校調査結果の分析」によれば、高校生が「何を重視して職業を選ぶか」という質問で、多く回答しているのは、「興味や好みに合っていること」(62.6%)、「能力や適性(向き・不向き)をいかせること」(61.5%)であるようです。
キャリア教育とは、自分らしい生き方を実現することを促すものですから、高校生の6割がこのような回答をしているというのは、自分らしさを大切にするという考え方が身についていて、キャリア教育の成果が現れているとも読み取れます。
しかし、同じ調査で就職希望の高校生を対象に、「困ったり悩んだりしていること」についての質問もあり、その回答として最も多いのは「自分がどのような職業に向いているのかわからない」(28.7%)となっています。
適性(向き・不向き)をいかしたいと考えている高校生が多いにもかかわらず、それが自分でも分かっていないという状況は、放っておくことのできない問題でしょう。
実際に高校生や大学生と話をしてみると、過去に職業の適性診断を受けたことのある生徒や学生もいました。しかし、診断結果が返却さるときに、「自分でよく振り返ってみたり、家庭で保護者の方と将来について話し合ってみたりしましょう」とは言われるものの、そのまま放置されて、進路選択などに活かされず終わってしまったケースが多いようです。
適性診断は、生徒が進路選択への関心を高めるようサポートされることが重要です。しかしながら、診断結果をもとに、生徒一人ひとりに適切なアドバイスをするには、学校の先生の負担があまりに大きいという問題も、無視できないものでしょう。
はたらくちからラボの提供する授業プログラムでは、このような内容も扱っています。
こちらの授業プログラムに興味をお持ちの方は、どうぞお気軽にご連絡ください。
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