ゴールデンウイークももう終わりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。私は例年、連休は関係なく営業しているのですが、普段の土日祝と同じように、この期間は買い物に行かず、家にこもっています。
代わりに、ベランダに小さなテーブルと椅子を出して、本を読んだり書き物をしたりする時間を楽しんでいました。この時期は晴れると本当にいい気候ですよね
さて、一般に、特に日本において女性が年を重ねることはネガティブに受け取られることが多いですが、実際私も加齢を怖れ、あるところまではかなり必死に抗ってきました。
30代のころは、アンチエイジングのスキンケアに凝り、かなり投資しました。(40歳を過ぎ、いくらやってもキリがないし全く追いつかないと諦めました)
40代の後半、いわゆる更年期に入ってからは何をやっても体重が微増を続け、一時期は体脂肪を減らすサプリメントを常用していました。(不思議と、更年期の終盤から自然にもとに戻り今は飲んでいません)
それもこれも、女性は若さに価値があるという極めてセクハラ的な社会通念にとらわれていたのだと思うのですが、一方で、私自身が自分に自信がなく、他人にどう見られるかを気にして自意識過剰になっていたことも原因だと思います。
今は、若さだけが価値ではないと思えるようになりましたし、何より、加齢により自意識過剰が激減したため、本当に他人の目が気にならなくなってラクになりました。
ここで、加齢による自意識過剰の減少について説明すると、特に若さに価値があると思っている人には有効だと思うのですが、若さ至上主義において、加齢とともに自分(の容姿)に注目する人はどんどんいなくなる、つまり誰も自分を気に留めなくなりますよね。
実際、少しくらい化粧を失敗していようと、納得いかないファッションをしていようと、だーれも気にしていないと、身をもって知るようになります。
自慢するようで恐縮ですが、私は40歳頃からそれまで時々あったナンパが一切なくなりました。
誰も私のことなんか見てないんだ、というのは寂しいようで実はものすごい解放感で、だからといってオシャレしなくていいということではなく、「好きにしていいんだ!」ということが実感できるようになったのです。
実は、年を重ねなくても、今は人の目を気にしている人たちだらけの世の中なので、多くの人が自分がどう見られるかばかり気にして、他人に関心をもって観察している人などごくわずか。だから、若い人も好きにしていいんですけど、実感できるのは圧倒的に年配者でしょう。
それと、年を重ねてよかったことは、なんといってもいろいろな経験を重ねてきたおかげで、「なんとかなるだろう」と思えることが増えること。生きる知恵がついてくるみたいな感覚です。
仕事も人間関係もいろいろ経験して今に至っているので、あれを乗り越えられたのだからと、実際の経験が根拠になるのが何よりの強みです。特に、挫折経験のある人は強いです。だから失敗は財産になると言われるんですよね。
私は生きるって大変なことだと思っています。私自身はおかげさまで過去の生きづらさは解消していますが、それでも日々生きていくためにすべきことをこなしていくだけでも大変なことだと思います。だから、お年寄りを見ると、長く生きているだけですごいなあと感嘆しています。
何が言いたいかというと、若さを失うことは寂しいことである一方、人の目を気にせず自由になれることでもあるし、経験の分、生きる知恵もついてきて生きやすくなりますよということです。だからこそ、若いうちにたくさん経験をしましょう。失敗もしましょう。大丈夫、若いうちは回復力もあります。それでも不安なら私が応援しますので、ぜひ相談にいらしてください
このコラムの執筆専門家
- 藤井 雅子
- (東京都 / 心理カウンセラー)
- メンタルエステ ココロの部屋
カウンセリングはココロのエステ
自分を好きになれない、自信がない、思ったことを上手に表現できない、人目が気になって仕方ない、不安やイライラで毎日が楽しくない、甘え下手・・でもどうしていいかわからない、そんな悩める女性たちを心から応援します。ぜひ一度ご相談ください。