向ける怒りの矛先を誤る人達 - 文化・芸術全般 - 専門家プロファイル

舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
東京都
クラシックバレエ教師・振付家

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対象:文化・芸術

大園 エリカ
大園 エリカ
(クラシックバレエ教師・振付家)
大園 エリカ
(クラシックバレエ教師・振付家)

閲覧数順 2024年04月19日更新

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向ける怒りの矛先を誤る人達

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私はこのコロナ禍が続く中でも、「自分が行きたい」と思った場所には、自分の自由意思で自由に行くという事を選択して生きておりますが、でも色々な諸事情でそういう事が出来ない状況にある方達も世の中には沢山いらっしゃる事でしょう。

 

現在この様な状況が顕著に現れるご時世の中で、私は改めて感じている事があります。それは「本当の思い遣りとは何だろう?」という事です。

 

人間というものは、誰もが優しい気持ちを根本に持っているのですが、どういうものを「優しさ」や「愛」と感じるのか?というのは、

 

その方が精神的に「依存体質かどうか」「自立出来ているかどうか」で、その捉え方や受け止め方が大分違って来るのだと私は常々感じています。

 

 

 

…という事で、

 

私の様に「自己責任が伴う自立思考」で考える者というのは、この様な感覚を持っていますという事を、私のツイートを通して今回お伝え致しましょう♡(※以下私のツイートです)

(^^✿

 

 

私は「このコロナ禍で諸事情でライヴに行けなかった人の事を考えろ!」と向ける怒りの矛先を間違うファンではなく、「私は行けなかったけど、行ける人がいて良かった。それがこの状況の中で最大の努力をしてくれているアーティストに取って一番の応援になるし、私も嬉しい」と言えるファンでいたい。

 

それぞれが自分の状況に則して、自分の判断でベストを尽くしているのだから、自分以外の人達の事を、自分の主観からの憶測でお節介にジャッジしたり同情したりするのは過干渉になる。

 

そういう偽の優しさは、自分の努力でコンサートに行く事を選択した人達と、自分達を引き合いに出されて、行けない事に同情される人達を萎縮させる。人を萎縮させるものに本物の思い遣りは無い。

 

「何に本物の優しさや愛を感じるのか?」というのは、その人が精神的に自立出来ているか否か、甘えの構造から来る依存体質か否かで、その感じ方は全然違うものになる。そこから自分や他者への見方が全然違うものになる。

 

皆「自分が誰かにして欲しい」と思っている事を相手にする事が「他者への優しさや愛だ」と思い込んでいる。でもそういう人は、実は「相手が何を求めているか」には全然目を向けていない事に気付いていない。「こうすれば相手は喜ぶ」と自分の主観と器で勝手に憶測で相手を量っているだけだからだ。

 

本当の優しさと愛とは何か?という解釈は、依存体質なのか自立しているか、そしてその人の持つ視野の大きさにより判断が変わる。視野の狭い依存体質の人達には「自分を甘やかしてくれる人間」が優しく思えるし、自立した人間は「甘やかしや同情ほど他者に対して失礼なものはない」と感じているからだ。

 

自立した人間には、何故甘やかしや同情が失礼だと感じるのか?それはその根底に無意識の「上から目線」がある事に気付いているからだ。同情の本質とは「可哀想なあなたには、自力で状況を変化させる力は無い」と思われている事から来ているという事実に気付いているからだ。

 

依存体質の人間ほど、同情を優しさや愛だと勘違いする理由はここに在る。自立したくない自分の内面が「他者への同情」というものを利用して、鏡として浮き彫りにされている。これが「自分が他者にしてもらいたい事=自分が相手に良かれと思ってする事=優しさや愛」だと勘違いしてしまうカラクリです。

 

こうして突き詰めて行くと、結局「本物の優しさや愛」というものは「自分を大事にして愛する」という事以外に、各自で出来る事はないという事に賢い人は気付いて行く。依存体質の人ほど、同情される事が好き=自分には状況を変える力はないと卑下するマゾ体質=自分を大事にしていない人が多い。

 

こうして自分を卑下して苛めている依存体質人間は、必然的にそのバランスから、常に自分の外の世界に「何かをジャッジしたり批評・批判する対象」を見付ける天才になるのだ。

 

自分に同情されたい人間は、他者の幸せを一緒に喜ぶ事より、可哀想な人への同情が常に優先される暗い人生を歩んでいる。そうして自分自身で「幸せを感じられない体質を創っている」という事に気付いていない。何故なら依存体質である故に「自分に自分の人生を変える力は無い」と信じ込んでいるからだ。

 

自分を救うのは各自「自分しかいない」という事が俯瞰で理解出来る様になるまで、依存体質の人達は「同情という偽の優しさ」を人生で選択し続ける。こういう事に自分自身で気付かない限り、この「誰も幸せにしない萎縮のエネルギーの生む世界」の負のループから抜け出す事は出来ないからだ。

 

「人を幸せにしたい」と言うなら、まず「人にそれを与えられるほど自分は幸せだろうか?」という事を観た方が良い。幸せな人達を観察していると、皆そういう基本を自分の中に持っている人達だと分かる。

 

そういう幸せ体質の人達は「人を幸せにしたい」という事を思わなくても、自分から放たれる明るく軽やかなエネルギー波動で、周りの人達に勝手に癒しや幸せを伝染させているのだ。

 

私もそういう人間の一人で在りたく候♡

 

自分の不幸も幸せも、各自「自分の責任」です。自分にも他人にも「自分の人生は自分で変えられる力がある」と思える人が、本当に愛のある人です~☆彡

 

 

 

 

 

こんな所でリラックスしてお昼寝出来るなんて!しかも片足で!

彼らは何という驚異的なバランス感覚を持っているのでしょう!!~☆彡 

\(◎o◎)/!~☆彡☆彡☆彡

 

 

 

以上の様なツイートしていたら、とても多くの方々に共感頂いた様でございます~☆彡

(^^✿

 

やはり多くの方達が「偽善的な優しさ」から必然的に生じるモヤモヤ感を、ご自分の生活の中で肌で感じていらっしゃるのだなぁという事を私は感じました。

(・。・;

 

ちなみにもう私のコラムではすっかりお馴染みとなったはるのさんとは、今回この様なやり取りがありましたので、おまけでお伝え致します♪

(^^✿

 

 

はるの

https://twitter.com/ct7m4Z7nsa0jOpX

 

相手の心を慮(おもんぱか)れないから、自分がよかれの押し付けを逆に人にされると、ものすごい剣幕で怒るという矛盾を持ってます。自分を正当化する事には非常に長けていて弁の立つ人が多いというのが私の経験です。マウント気質で物や人への執着、競争心や嫉妬心が強いので接するときはいつも気を張ります。

 

うん、分かる!そういう人達は「私はこれだけ思い遣りを持っている」「私が誰よりも愛を持っている」と思い込んでいるからね。私からしたら「何を根拠に?」と思うけど。(笑)そしてそれを他者を利用して周りにアピールしたがる人が多いのも特徴かな。

 

彼らは常に心の中で他者と競争していて、表面的には偽善という"一見綺麗に見えるお化粧"を施しながら、内心では常に「自分を優位に立たせたい」「自分が一番になりたい」人達だお。

 

カバルの作った社会システムの弊害というか、権威が大好きで、誰それが…大学出身とか、絶えず社会的立場を気にして、比較し、いつも人を見下してる。それと自分の領域に他人が入ることをすごく嫌悪する人が多いです。自分の持ち物等、異常に大事にする。自分は土足でしょっちゅう入り込むのに。

 

そうね。「これがハイソサエティ!」「これがステイタス!」という価値観を社会から洗脳されて来た人達は多いでしょうね。ただ私は中立的にものを見るので、そういう環境に育った方達の全てがそうだとも思わないけれどね。でも差別的意識を持った方達は確かに「見栄」や「執着」というものが凄いでつよね~。

 

権威側であれ庶民側であれ生きてる環境の位置はあまり関係ないですよね。ただ長期的なグローバルによる新自由主義的な思想が人々の間に根付いてしまっているのは否めませんね。結局、シンプルに他者の気持ちを慮れるか否かのその人の持つ素地、心の豊かさの違いなのかなと思っています。

 

 

 

 

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舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ

natural & elegance

長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年