ITリテラシーについて

こんにちは！介護経営コンサルティング・介護施設紹介「株式会社アースソリューション」の寺崎でございます。

AIやICT等の進歩により、人間の日常生活はかなり便利になりました。

マンガ「ドラえもん」で出てくるひみつ道具、私は結構好きだったのですが、現代でリアルに活用されているものもあります。

例えばテレビ電話。ZoomやLINE通話等で、ほぼ違和感なく遠隔で顔を見ながらコミュニケーションが取れるようになっています。

GPS等を駆使して、モノや人の位置確認がリアルタイムでできるようになりました。

スマート家電を使えば、遠隔でエアコン・洗濯機や炊飯器等の操作も出来、制御することも可能です。

スマホがあれば、資金移動や決済も簡単にできます。

最近では、税金等の公金支払いも、スマホでのQR決済で可能になってきています。

本当に、便利な世の中になってきました。

今後は、スマホをある程度活用できないと、まともに生活できなくなってくるのではないでしょうか。

金融機関も、中期的スパンにおいて店舗数を削減し、極力来店させない方向になりつつあります。

窓口は完全予約制となり、基本的にはオンラインによる対応となる。

近年、銀行窓口の佇まいが本当に変わりました。近い将来のオンライン化に布石を打ってきているのでしょう。

私は偉そうに言えるほど、ITを使いこなせているわけではありませんが、この急速な進化に対応していかなければならない時代が、既に来ています。

翻って、介護業界ではどうでしょうか。

正直言って、非常に遅れていると思います。

国も対策が非常に遅く、今回の報酬改定で少し具体的になってきましたが、それでもいまだにアナログです。

もっとIT化を進めていかないと、いつまで経っても業務負担は軽減できません。

介護従事者のITリテラシーの低さも、非常に深刻です。

こんなことを言っては大変失礼かもしれませんが、ヘルパーさんの中にはいまだにメールすら打てないという方も多くいらっしゃいます。

学ぶ姿勢があれば救われますが、中には「私は今更こんなことを覚えても仕方がないので、勉強しない」と頑なに知識習得を拒む方もいらっしゃいます。

これは、ITリテラシーの問題以前に、介護従事者として研修にも参加しない人に対する問題点でもありますが・・・

現状はなかなか進展しなくても、１０年後も介護の仕事をしていくのであれば、ITに関して最低限の知識を得て、最低限の操作ができないと、介護職として務まらなくなるような気がいたします。

近年、携帯電話キャリア各社では、店内で「スマホ教室」というのを毎日なさっています。

スマホはこんなに便利なんですよ、というのを啓発するために毎日開催されていて、たまに横を通って除くと多くの方が学ばれているのが見えます。

この、「学ぶ姿勢」が非常に大事なのだと思います。

今はコロナ感染拡大防止の観点から、実行は難しいのかもしれませんが、私はキャリア各社が老人ホーム等を巡回して「タブレット操作説明会」や「スマホを楽しもう！」と銘打った教室の開催を、各地でもっと展開するとよいのではないか、と考えています。

１０年もすれば、老若男女問わず、スマホやタブレットを使いこなして、便利な生活を享受することができる時代が来るでしょうかね。

子どもたちは、大人がびっくりするくらい、スマホやタブレットを使いこなしています。

うちの子どもが通う小学校では、児童１名につき１台、タブレットが割り当てられています。

学校から出される宿題の一部は、タブレット学習です。

近々、学校から配られる配布物（お手紙）も、紙ではなくデータ配信に変わっていくそうです。

時代は確実に変わってきています。

「私はITなんか使わなくても生きていける」と頑なになっていると、本当に取り残されてい時代は、もうすぐ近くに来ているのかもしれません。