- 清水 光彦
- 株式会社清水保険資産設計 代表取締役
- ファイナンシャルプランナー
対象:保険設計・保険見直し
まず一つ目は、元々の借入れ金額が大きすぎて返済に行き詰るリスクです。
これまでの日本経済は10数年前にバブルが崩壊したものの、会社員の方々であれば、給与は永く働いていれば増えていくものでした。
今は月々の返済が苦しくても、将来的には余裕もできるだろうと考えることができました。
ところが、世界経済危機以降しばらくは企業も雇用を守ることで精一杯となり、楽観的に給与が上がるとは言い切れなくなっています。
また、現在夫婦二人の収入で生活している方は、出産育児などで奥様の収入が一時的に減ってしまう可能性も考えておく必要があります。
もうひとつのリスクは金利の上昇です。
長期の固定金利であれば良いのですが、変動金利や固定期間が短い場合、例えば10年後の将来に金利が上昇すると月々の返済額はどのくらいに上がるのかをシミュレーションしておく必要があります。
現在は、それこそ100年に一度のバーゲンセールのようにマンション価格も下がっていて、金利も低い水準ですし、さらには住宅ローン減税もパワーアップが期待できそうですので、「買い時」であることは確かだと思いますが、裏返して言えば金利は将来的に上昇していく可能性が高いとも言えます。
住宅ローンは長期間にわたって返済していくものですから、現在のことだけでなく、5年後、10年後、20年後もことも考えておいてください。
清水保険資産設計 http://www.sifp.ecnet.jp