- 中野 博
- 株式会社エコライフ研究所 代表取締役
- 埼玉県
- 経営コンサルタント
対象:ビジネススキル
それでも知りたい、あがらないコツ
このように緊張感は良い事だといっても、適度な緊張感を超え、
「あがりすぎて声もでない」方も以外に多いので、少し解明して行ていこう。
私の友人でも何人かいるから、彼らに教えてきたコツをこれから話しをしたい。
ふだんは楽しく話す私の友人達も、人前に出ると、あがって思うように話せかったり、
声が裏返って、またあがりしどろもどろで恥ずかしい経験をしているのだ。
彼らは口をそろえて言う。
「職場や友人の前では平気なんだけど、知らない人が多いと、
やっぱり上手く話せないんだよな」と。
彼らのなかには、めったにスピーチなどすることなんてないから、人前で話すスピーチ
の練習なんかしなくていいと言うが、内心はそう思ってはいない。
やはり、立場があがるにつれ、スピーチの機会は増える為、いい加減な対応はできない。
出世したり、成功する為には欠かせない能力がこのスピーチ力である事は
どの国でも同じである。
人間同士が何らかのコミュニケーションをする動物である限り、この基本が、
「スピーチ力」と言えるのだ。
日常会話も確かに重要であるが、ここぞと言う時には、やはりスピーチなのである。
ところで、日常の会話がきちんとできるから、自分はスピーチをする力があると
思っている人もいる。
はたして、そうであろうか。
日常の会話は話し手と聞き手が相互に入れ替わるのに対して、
スピーチは話し手が一人で、話し手だけがことばを発し、聞き手はことばを聞くだけという
「ワンウェイ・コミュニケーション」であるから、練習を重ねないと、
なかなか上手にはできないものだ。