おはようございます、今日は最高気温記念日です。
さて、今年はどんな夏になることやら。
廃業についてお話をしています。
社長がレジから持ち出した1万円、それを会計でどのように処理するのか?
処理方法には、つぎの3つが考えられます。
1.社長が誰かを接待していた場合
接待交際費(費用) 1万円 / 現金(資産) 1万円
商売の一環として、だれかを接待していたケースです。
これであれば、大きな問題は生じません。
しかし、仮に一人で呑みに行っているのだとすれば、当然この経理処理は不可能です。
2.社長の個人的な支出として処理をする
貸付金(資産) 1万円 / 現金(資産) 1万円
これは「貸付金という資産が1万円増えて、現金という資産が1万円減った」と書かれています。
レジから持ち出した1万円を社長が個人的に使った、と処理しているのですね。
ここでのポイントは「貸付金という項目が増えた」ということです。
3.何も処理しない
仕訳なし
現金を持ち出したけど、領収書もないし、勝手に使っただけなので、何も処理ができない。
というわけで、経理処理自体をあきらめる、というパターンです。
この場合
「実際には現金を持ち出しているのに、帳簿上はその現金が残っている」という問題が生じています。
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このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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