国土交通省 「全国主要都市の地価動向報告」
によると、今年1月1日時点の全国主要都市の地価は、住宅地・商業地あわせて
150地点中、3カ月前に比べなんと、99%にあたる148地点も下落しました。
前回調査(10月1日時点)では、85%でしたから、更に拡大したことになります。
1.景気の悪化
2.マンション販売不振
3.融資絞り込みによる不動産投資の減退
こうした原因により、土地需要が減衰→空室率が上昇→地価下落に拍車
というスパイラルが生じています。
中でも、名古屋市や那覇市に至っては12%以上も下落したと聞き、確かに
数年前に私が、沖縄県の土地開発に携わっていた時の、那覇市の商業地が
東京並に高騰していたことを思い出しました。
最近は、そんな内地業者の開発頓挫により、市内至るところに虫食い状態
の土地があります。
2011年頃まで低迷期に入るのでは?との憶測もありますが、今年に入って
金融機関関の融資絞り込みに変化がみられ、もし金融不安が解消すれば
早めに回復する可能性がある。との意見も御座います。
もはや、不動産と金融は切り離せないものとなっており、単に住宅需要だけ
を見ていても、地価の動きを読むことは出来ず、金融市況の動きも同時に
見極めながら判断する必要がありそうですね。
私達は、日本の不動産取引をより明瞭に、そして信頼される
業界とする事をミッションとしています。
It’s Buyers Style