Tweet
見えるものが見えてこないときはありませんか？
たとえば、「ないない」と思って探していたら、ずっと
そこの目の前にあったのに、全然目に入っていなかった、とか。
思い込みというか、気持ちの上では何かが「ない」と
無意識に決めているので、目の前にあっても
どういうわけか「ある」と認識できないみたい。
こんな経験は誰にでもありますよね。
We see what we believe,
instead of believing what we see.
というところで、私たちは信じるものだけを見ていて、
必ずしも見えるものを信じるのではない、ってことです。
ほかにも、いつの間にか決めつけていたり、
思い込んでいることって、実はたくさんあるのでは
ないでしょうか。
無意識にやっていることなので、自分で
気づかないことが多く、何かのきっかけで
気づいて自分でびっくりすることもあります。
決めつけてしまうのにも、それなりに理由は
あるでしょうけれど、ときに決めつけるのをやめて、
少し疑問符を投げかけてみるだけで、物事の可能性は
意外にそこに大きく広がっています。
たとえば、人に対して。
この人はどうせ聴く耳を持っていないから
言っても無駄だろう、とか。言っても理解できない、とか。
この人はいい人悪い人、できる人できない人、
と差別してないつもりでも、多少はないでしょうか。
できない人、なんて思っていると、本当にできない人の
ように見えてきませんか。それに、できないところばかり
目に付くし。これって、本当に不思議。
たとえ何かができても、偶然だとかまぐれだとか
言っちゃったりして。
逆に、いい人できる人、と思っていると、何をやっても
素晴らしく見えちゃったりして。何かできないと、
「そういうこともあるわよね」「人間だもの」なんて
言ったりして。
つまり、自分がどう思っているかが、結果をどれだけ
左右するか、がよくわかります。
言っても無駄だろうと思っていたら、まずちゃんと
伝えるエネルギーを注がないから、いつまで経っても
わかってもらえるわけもありません。
と、いうことは、きっと自分自身にも同じような
ことが言えると思いませんか？
自分についての思い込みや、決めつけてかかって
いることは、ないでしょうか。
たとえば、私はできない人、と思っていたら
やってみたら本当はできるかもしれないのに
どうせできないからと、そもそもトライしないでしょう。
できない人と思っていると、確かにそのイメージが
つきまとい、無意識にそうした振る舞いをするようになります。
（「できない」という抽象的な表現も難あり、ですが）
結果的に周りの人もできない人と見るようになります。
人は鏡なので、自分への取り扱い方は、そのまま
周りの人が自分を扱うことにつながります。
自分をぞんざいに扱えば、周りも同調するのです。
決めつけないことって、これくらい大事ですが、
決めつけることがこれだけパワーを持っているなら
プラスに働くように使いたいものです。
たとえば、私はいつもなんとかやってきた、だから
できるはずと思っていたら、どうでしょう。
本当に不思議ですが、そう思っていると脳が
なんとかする方法を探して、本当になんとかなっちゃう。
信じることが答えの最初の一歩だと言われるのは
このためですね。
決めつけずに、そして、もし決めつけるならこの際
都合よく決めつけてやってみましょう。
このコラムはこちらでもご覧いただけます。
→ http://blog.livedoor.jp/mikiogura/archives/51557324.html
このコラムの執筆専門家
- 小倉 美紀
- （パーソナルコーチ）
- エナジー・コーチ エナジー・コーチ
もっと元気にハッピーになりたい女性たちをパワフルにサポート！
もっと自信を持ってバランス良く、元気にハッピーになりたい方（主に20～40代の女性）に向け、コーチングやセミナー、講演を実施しています。人生の幸せ、ビジネスの成功や自己実現のために、枠に捕われない考え方を提供し、内面から強くサポートします。
「セルフ・ヘルプ」のコラム
セルフ・イメージは自分で作る（2008/05/14 16:05）
