毎月10日頃発売の小さい雑誌『PHPスペシャル』、今月の特集は「運のいい人がしていること」。今の状況にも役立つアドバイスが満載です。
私の連載「働く女性のための相談室」の今回のお悩みは、上司のあいまいな指示に困っているというもの。
あいまいな指示ってホントに困りますよね。管理職研修でも毎回「指示は具体的に」と言っていますが、それほど実際に多いということです。
たとえば、「ちゃんと」「適当に」「急がない」など、ざっくりした表現は行き違いのもとです。
さらに、指示が一貫していないと余計に部下は混乱します。(でも、これも多いです)
実は、こうした指示を出す上司も自身が取っ散らかっていることが多いので、詰めよってもかえって逆ギレされたり、恨まれたりする可能性が高いと思います。
ではどうしたらいいかというと、被害を受けないように自らいちいち確認するしかありません。それも、責めたい気持ちをグッとおさえて、穏やかにわからないことを確認するのです。
わかりやすい指示を出すのは本当は上司の仕事ですが、できないことを責めても消耗するだけです。できない上司のフォローをすることになるのは不本意かもしれませんが、確認することは自分の仕事をスムースに進めるには必要なことですし、確認上手な部下はその仕事ぶりもきっと高く評価されるはずです。
それでも上司の指示や態度があまりにひどい場合は、上司の上司に相談しましょう。
コミュニケーション上手は確認上手。指示下手な上司は確認上手になるためのチャンスかも。まずはそう思って、確認のトレーニングにトライしてみましょう。
このコラムの執筆専門家
- 藤井 雅子
- (東京都 / 心理カウンセラー)
- メンタルエステ ココロの部屋
カウンセリングはココロのエステ
自分を好きになれない、自信がない、思ったことを上手に表現できない、人目が気になって仕方ない、不安やイライラで毎日が楽しくない、甘え下手・・でもどうしていいかわからない、そんな悩める女性たちを心から応援します。ぜひ一度ご相談ください。