- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
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対象:お金と資産の運用
さて、日本の大手企業の業績悪化、そしてGDPの大幅下落を受けて、日本の株式市場も「パッ」としない動きとなっています。
東証1部においては、9日連続で20億株を割れて、模様眺めが続いています。
眺めるだけであれば良いのですが、外国人投資家の「日本株離れ」は、ますます加速してきています。
外国人による日本株の売り越しは、これで5週連続となり、合計で1兆2450億円にも達しました。
円高による為替差益も含め、“キャッシュ”の必要な金融機関や外国人投資家が今まで売りこんでいた日本株ですが、さすがに「割安感」が出てきて下げ止まるかに思えた矢先、大企業による大幅業績下方修正によって、その「割安感」はどこかに飛んで行ってしまいました。
PERからみた水準では、欧米のマーケットより「割高」となってしまい、外国人投資家の「売り」は止まらない状況となっています。
個人投資家や一部の年金基金などが「買い」を入れてきているため、大きく値を下げてはいませんが、しばらくはこの状態が続くこととなりそうです。
日本市場の価格変動性(ボラティリティ)は低下傾向にありますが、低位での小康状態では、株価の大幅な上昇は、残念ながら当面見込むことは難しそうですね。
いずれにしても、中長期的スタンスで臨むしかないようです。
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このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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