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舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
東京都
クラシックバレエ教師・振付家

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対象:文化・芸術

大園 エリカ
大園 エリカ
(クラシックバレエ教師・振付家)
大園 エリカ
(クラシックバレエ教師・振付家)

閲覧数順 2024年04月18日更新

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自分の思いを伝える時に、その人の人柄が現れる

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私は自分の意見を言う時に、気を付けている事があります。

(^^✿

 

それは自分の思いを伝える時に、「自分を正当化する為に他者を利用しない」という事です。

( ・・) ~ ☆彡

 

この「相手を利用する」ですが、巷で多くの方が多分無意識にされていて、良くお見掛けするのが「相手を批判する事で、自分を正当化する」というケースです。

"(-""-)"

 

でも私は思うのですが、自分の意見を述べる時に「自分以外の者を持ち込んで批判する」というのは、果たして必要な事なのでしょうか?

( ・・) ?

 

…という投げ掛けが、今回のコラムのテーマでございます♪

☆_(_☆_)_☆

 

 

 

人が自分の意見を語る時に、その様に自分以外の者を持ち込んだ場合、そこには「正しい・正しくない」というものが必然的に生まれてしまうという事に、皆様はお気付きでしょうか?

 

ですので、そういう表現方法を好まれる方というのは、実は無意識に「自分の方が正しい」「自分の方が優れている」「自分の方が愛を持っている」という事を誇示したいという真理が暗に働いているのですよね~。

\(◎o◎)/!

 

 

 

又似た様なもので、裏技として良く使われるのが「自分を大きく見せる為に有名人を持ち出し、自分を正当化したがる」というケースでしょうか。

 

私は常に自分の眼でものを視る人間なので、単に「有名人だから凄い!」とか、「世間で凄いと言われているから自分もそう思う」という様なタイプではないので、

 

こういう行為を好まれる大人の方には、稚拙さというものしか感じないですし、拝見していて「凄く恥ずかしい!」と、他人事ながら感じてしまうタイプでもあります。

(^^;

 

そういうものを持ち込む方達というのは、「自分という存在だけで、自分を語る事ができない」というコンプレックスを抱えている方達でもあり、

 

大概は「ただ知っている」とか「何処かで会っただけ」という事が多いですし、仮にその有名人が本当に凄い方であったとしても、例え知り合いや友人であったとしても、

 

凄いのはその「自分の努力で有名になった方」なのであって、それを「自分を大きく見せる為に利用するアナタ」が凄い訳ではないのに…?という事ですね。(※あ~、恥ずかしい!)

(^^;;

 

 

 

ですので、私は自分の思いを伝える時には、「自分はこう思う・思わない」「自分はこうしたい・したくない」とか、又相手に対して「こうして欲しい・して欲しくない」等々含め、

 

あくまでも、自分の自己責任を伴える「個人的意見」として相手に伝える、それだけですね~。

( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡

 

 

 

ちなみに「自分を表現する時に、自分以外のものを持ち込んでも、偽善的に感じないもの」もあります。

(^^✿

 

それはその方が、自分が語るその相手に対して「純粋な尊敬」の思いを持っている時=その事によって誰かを比較する=自分を大きく見せようとしたり、その人を持ち上げる事で誰かを引き下げようとする様な意図が無い時と、

 

その動機が「全ての人に対して慈愛=温もりを感じさせる行為&慈悲=気付きをもたらす行為」に成っているという時ですので、

 

皆様も、どうぞ自分自身へのバロメーターにされてみて下さい。(※勿論私も!笑)

(*^^*) ~ ♡

 

 

 

 

 

花達は自分や他人を誰とも比較する事なく、

ただ精一杯自分の命を、それぞれが輝かせているから美しいのだと思います~☆彡

(*^^*) ~ ♡

 

 

 

人への素晴らしい批評、批判、口で言うのは簡単だ。

きれい事でも何でも言える。

バレエ界も同じ。

 

往々にして実力の無い人ほど、他人の踊りの批評に余念がないことが多い。

或いは必ず有名なバレエダンサーを引き合いに出して他人の踊りと比較するのだ。

(これはきっとバレエ界だけではないだろう)

 

私はいつもそういう人に出会う度に、

「そういう貴方自身の踊りはいかがですか?自分自身の踊りとして語れないのですか?」

と問い質してみたくなる。

 

 

自著「人生の奥行き」2003年(文芸社)  より

 

 

 

 

 

 

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舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ

natural & elegance

長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年