新型コロナの感染拡大がとまりませんね。マスクがないどころか、トイレットペーパーまでなくなるパニック状態を見ていると、とても複雑な気持ちになります。
だいだい在宅勤務になった人やあまり外出しない人たちにマスクは多くいらないのではと思うし、トイレットペーパーは充分在庫はあると言っているのに、必要以上に買い占めて本当に必要な人が買えない状態に情けなくなります。
私は外出時の花粉症対策のほか、対面カウンセリングは濃厚接触に該当すると判断しマスクを着用するようにしています。在庫がなくなってからは、仕方なくネットで小分けの1枚200円以上する高額のマスクを何度か購入しています。
私のような一介のカウンセラーはこれでなんとか対応できるし、最悪お休みすることになっても仕方ないですが、医療機関は絶対に守らなければなりません。医療に専念してもらうためにもマスクなどの心配をさせるのはもってのほか。ましてマスクがなくて、いざというとき医療が機能しなかったらどうするのか、そういう想像力に欠け、目先のことに踊らされてしまう人が多いことはとても残念で悲しいことです。
援助の基本は援助する人自身のケアです。溺れている人を助けるときにいちばん恐れるべきは、助ける人も溺れてしまうこと。政府や自治体は、外国や一般市民にマスクを配る前に、援助職、特に医療に充分に配るべきでした。
テレビに出ている医療関係の方々もマスク不足を訴えていて、診察でご苦労されているうえにそんなことまで心配させていることに胸が痛くなります。専門家の出演で安心感は得られる一方、彼らの心身の状態がとても心配になります。(厚労省の方々も心配。寝てないのでは)
私自身は当面高めのマスクを買うことになってもいいから、その分マスクを医療にまわしてほしいと切に願います。こういう非常時に医療機関にお休みされてはみんなが困るわけで、マスクだけではなく、とにかく物心ともに医療関係の人たちを国を挙げて守らなければならないと思います。
このコラムの執筆専門家
- 藤井 雅子
- (東京都 / 心理カウンセラー)
- メンタルエステ ココロの部屋
カウンセリングはココロのエステ
自分を好きになれない、自信がない、思ったことを上手に表現できない、人目が気になって仕方ない、不安やイライラで毎日が楽しくない、甘え下手・・でもどうしていいかわからない、そんな悩める女性たちを心から応援します。ぜひ一度ご相談ください。