カナダのアサバスカ大学オンライン学士号を取るためには

2017年10月に書いたコラム「カナダのオンライン大学Athabasca University」についてのご質問が届きました。

受け身一辺倒で、与えられた課題をそのままこなしていれば良い成績が取れる日本の教育制度で学んだ方には、成功率の低い選択肢だと承知の上でのご紹介でした。

自分で計画を立て、自分の意思で日々の勉強時間を確保し、相当強い自己動機と、勉強時間・目的を自分でコントロール出来る強い精神力が必須であるのが、オンライン教育のみならず、カナダの教育制度下での勉強です。

（高校留学・大学留学する方も同じですよ！）

また、もちろんのことですが、もともとの高い英語力とクリティカルシンキング思考法の基礎がないとコース合格も不可能なのがカナダの正式オンラインコースです。

コラムを書いてから、果たして何名の日本の方が挑戦なさったかなと思っていたところに届いた質問。

大応援のつもりでお答えしてみます。

「このプログラムは日本で平日は仕事をしながらでも受講できるということなのでしょうか？ 

たとえば、仕事から帰って夜寝るまで授業を視聴したり、仕事のない土日はフルタイムで受講したり、好きな時間に勉強して単位を取ることができるのでしょうか。」

その通りです。

そしてそこが日本からの受講生にとっては一番難しいところです。

完全なSelf-Paced（自分の都合のよい時間に勉強し進めていく）なのは非常に有り難いことですが、必ず毎日コンピューターに向かい、教材を理解し、分析し、高度なレベルのエッセイを書く（課題はエッセイ形式がほとんどです）ことが必須です。

「今日は疲れたから明日でいいか。。。　折角の休みだから今回は休日！」などの余裕はありません。

非英語圏から受講する場合には、平均して週10時間以上の勉強時間は必須です。

勉強に当てる時間はSelf-Pacedでも、受講コースの期間は決まっています。

また単元ごとの課題提出期限も決まっています。

膨大な量の教材、追加資料を理解し、分析し、クリティカルシンキングを使い自分の言葉で課題をやります。

期限に間に合うように教材を読むだけでも、相当の時間がかかります。

期限までに提出しない場合は、落第点が付きますし、コース最終段階で受けるFainal Exam （日本でも受験可能です）への権利もなくなります。

つまり、折角払った授業料がすべて泡と消えてしまいます。

「どうしたんですか？　課題が出てないけど？　ヘルプが必要ですか？」などのケアもしてくれません。

完全な独立コースですから。

また、ご質問には「授業を視聴したり」「受講できる」という言葉が登場していますが、MOOC（Massive Open Online Course - Coursera, edX, Udacityなどを指す）のようなビデオ授業は余り提供されていません。

ネット上で配信される教材、郵送でカナダから送られてくる分厚い大学の教科書が頼りです。

誰も一緒に読んでくれません。

あくまでも自分で学習し、理解度を見てもらうのが課題提出ということです。

「無理っぽい。。。」と考えてしまう方も多いのではと思います。

「でも、何とか挑戦したい！」と人生への一発転機として前向きに考える方への提案。

そんな日本人へのヘルプとしてカナダからオンラインで提供中の「日本人留学生のための学習サイト」UX English 　を予行演習として受講し、オンラインコースとはどんなものなのかに慣れて下さい。

特に、課題で良い成績を取るために絶対必要な基本エッセイスキルを学ぶ Essay Basicsを。

勉強時間は完全なSelf-Paced。　期限は1年間。

Athabasca Onlineと異なるのは、丁寧な添削とアドバイスをしながら個々の生徒の能力に合わせて助けていくことです。

ビデオ授業も出てきますよ。

指導者のRobert McMillan と直接質問点のやりとりをすることも可能です。

つまり、『「どうしたんですか？　課題が出てないけど？　ヘルプが必要ですか？」などのケア』を受けながら、オンラインコースの進め方と同時に英語を書くということの基本の特訓をするということになります。

UX English 生には、今後の実際の留学、オンラインコース留学などへの詳細な個人アドバイスも提供していますので、がっちり未来につながった強力なヘルプとなっています。

もちろんAthabasca Universityでの学位取得についても、自信を持って挑戦出来るようになると確信しています。

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