カナダ留学はひび割れだらけで崩れかけ

2019年9月にカナダのニュースThe Starがカナダに来る留学生がどのように扱われているかの実態を報道ししています。

PRICE OF ADMISSION

International education in Canada is booming — but the system is flawed. Here’s how to fix it

カナダの留学生プログラムは盛況を極めています。

つまり、受け入れ側は授業料でホクホク。

しかし、システムそのものはひび割れだらけ。　崩れる寸前です。

そのひび割れをどう直すべきかの提案をThe Starが書きました。

特の授業料に目がくらみ、許容範囲を超えた数の留学生を入れすぎているオンタリオ州のカレッジについて、苦言が並んでいます。

例えば：

１．クラス内での留学生へのサポートをもっと手が届きやすいものにすること。

つまり、現在は、べらぼうな額の授業料を払いカナダにやってきた留学生はクラスでは放ったらかし。

自己責任で全部やりなさいという、放ったらかされ状態。

２．留学エージェントへの規制を厳しくすること。

つまり、エージェントは嘘でも誇大宣伝でも、やりたい放題。

生徒さえ送ればリベートが取れるボロい商売の中、本当に必要な情報もなし、面倒さえみてもらえない被害者の留学生。

カナダの各カレッジ、高校からのエージェントへの規制が今後厳しくなることを期待したいです。

嘘つきエージェントを排除したら、一体何件のエージェントが残るんでしょうね。

一桁数くらいかも。

３．留学生をカナダに呼び込む目的を見直すこと。

つまり、現在までの目的は間違っているということ。

「カナダの教育制度を利用し、世界レベルの教育を受ける機会を」が元々の目的であったはずが、現在は、政府からの教育予算カットの穴埋めに、留学生の授業料をあてがい、また足らなくなると必死で留学生予備軍を勧誘しという自転車操業の短期資金集めに変わりました。

現在のカナダ留学生の大部分を占める中国人留学生数の減少が始まり、慌てるカナダです。　中国本国での少子化の影響で子供の絶対数が減少、それにつれ、もちろん留学生の数も大きく減り始めている現状です。

パニックになっているカナダは、まずはインドにラブコール。

そのため、インド系留学生の数があっという間にものすごい存在感を持つようになってしまいました。

次に熱い視線を送っているのが、経済が発展し始めたアフリカ諸国です。

特にオイルの出るナイジェリアは金の卵と呼ばれています。

相当異常なラブコールです。

４．留学生がほしいのか、授業料がほしいのか、それもわからないほどお金に目がくらみ発展して来た留学生プログラムへの地元反発を真摯に受け止めること

つまり、留学生への地元からの反発が相当大きいこと。

例えば、オンタリオ州ハミルトン地区のカレッジでは、留学生を入れすぎたため、地域の社会事情が変わり、地元から「半留学生」運動まで起こっています。

地元の住宅供給数を上回る留学生数のため、新学期が始まっても住むところがない生徒が増加。

一部屋に数名が暮らすという、とんでもない事態も報道されています。

５．留学事前にカナダの教育への正しい情報を開示すること

つまり、留学生のみなさん。

正しい情報は聞かされてなかったということ。

余りにも隠された情報が多すぎます。

エージェントは「マイナス」の情報はひた隠しにし、夢物語を語り生徒をおびき寄せます。

大学への道がいかに厳しいか。

事前準備なしでは、成功への道はほぼ絶たれること。

高校卒業へのルートがいかに難しいか。

ホームステイの現実。

カナダ地元が留学生を見る目。

などなど、すべてを留学前に正しく、詳細まで知らせることが大切なはずが、金のなる木が逃げる！とひた隠し。

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私が30年に渡り、日本に発信し続けている情報が正に5番です。

「留学フェア」に来るカナダの学校担当者、リベート欲しさに嘘八百を並べるエージェントを信じず、本当の情報に接したのち、賢明な選択をしてほしいとの願いからです。

少しはみなさんに届いているでしょうか。

カナダの留学は大きな転換期を迎えています。

この数年で大きな破壊的な変化が起こりそうです。

そこで慌てないためにも、カナダで起こっていることに注意し、正しい情報を手に入れて下さい。

エージェントは決して信用しないこと。

「留学フェア」でのニコニコ顔の担当者も信用しないこと。

これが留学成功のまず一歩です。

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