ちょっと間があきましたが、おでこの治療の続きを書きますね
今回は、レチノイン酸クリームについて
レチノイン酸とは、ビタミンA(レチノール)の誘導体で、トレチノインとも呼ばれています。トレチノインは、皮膚の角質をはがしたり、皮膚の再生を促す効果があります アメリカの厚生省にあたるFDAではシワやニキビの治療薬として認可されていて、多くの患者さんが使って効果を出しているんです
トレチノインには有効成分の濃度によっていくつかの種類がありますが、しのぶ皮膚科では、0.025%から0.1%までのものを扱っています。
使い続けることによって、おでこの細かいちりめんじわがきれいになってくるので、ヒアルロン酸やボトックス、ベビーコラーゲンといった美容治療がちょっと怖いという方、自宅でのケアでシワを改善したいという方はぜひ使ってみてください もちろん、ヒアルロン酸やボトックスを定期的にやっている方がさらにキレイになるために、という使い方もアリです
ちなみに、トレチノインと働きが似ているものに、レチノールがあります。高級化粧品などに「レチノール配合」と書かれているのを見たことがあるのではないでしょうか。ただ、化粧品などに入っているレチノールは、美容皮膚科で扱っているトレチノインの100分の1ほどの効果しかないのです
でも、これは化粧品メーカーのせいではないんです。化粧品や医薬部外品に配合できる成分や濃度は法律で決まっているんです。というのも、効果が高いということは、その分、体への影響が強いということ。手軽に買えて、どんな使い方をするかわからない化粧品や医薬部外品に配合できるようにしてしまうと、ちょっとキケンですよね
ホームケア用品とはいえ美容皮膚科で販売しているものは、基本的に効果が高いものです。だからこそ医師の管理のもとで適切に使う必要があります
とはいえ、市販の高級化粧品に比べるとずっとお求めやすい価格なんです! 例えばトレチノイン(0.025%)は、しのぶ皮膚科では3,000円で販売しています。
ご興味がある方は、お気軽にお声をかけてくださいね
トレチノインクリーム
しのぶ皮膚科https://sclinic.jp/
Instagramtwitter
このコラムの執筆専門家
- 蘇原 しのぶ
- (東京都 / 院長 皮膚科医)
- しのぶ皮膚科 院長 院長
皮膚科医だからこそ提供できる質の高い美容医療を
皮膚科・皮膚外科歴15年。 ヒアルロン酸、ボトックス治療に造詣が深い。 オールアバウト美と健康のガイドでもあり、執筆、テレビ、ラジオ、などのメディア活動も精力的にこなしている。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会認定医。