カナダ高校留学のびっくり-先生のストで学校閉鎖！

社会体制はかなり社会主義的なカナダでは、しょっちゅう公務員がストライキをしています。

学校の先生たちも同じく。

「給料もっと出せ〜。福利厚生をもっと〜！有休もっとよこせ〜！」と。

日本では想像すら出来ない光景に最初は驚きましたが、今では「また？」

でも、公務員ストライキは高い費用を払ってカナダに留学するみなさんには大迷惑。

スケジュールを完全に狂わされますから。

カナダ高校留学中で、もうすぐ新学期のカナダに飛んで帰って来るみなさん。

９月から高校留学予定でドキドキしているみなさん。

張り切ってやって来ても9月の新学期、学校がストで閉まっている可能性もあるようです。

BC州のニュースです。

BC州教師43,000人の教師組合(Teachers Federation)とBC州政府が、現在交渉のテーブルについています。

今年6月30日で失効した団体協約を結び直すためです。

あれ？

6月30日で失効したのなら、なぜ7月に交渉をせず、わざわざ新学期が始まる2週間前に交渉開始？

と、まず不思議に思いますが。

カナダの教師は、夏休みは思い切りバケーションを楽しみますので（有給で）そのせいでしょうね。

とんでもない？！と、思いますが。

交渉内容のトップはもちろん「給料上げろ〜〜」次にもっともらしく「クラスサイズを小さくしろ〜」「クラス構成の権限をよこせ〜〜」（何人留学生を入れるかなども含まれるようです）などなど。

新学期までに交渉が成立すればOK.

「生徒と親の安全保障のため、この団体協約は必要なんだ」とTeachers 組合代表は宣言していますが、早い話が教師自身の待遇をもっとよくしろ〜〜です。

成立しなかったら？

学校は閉まったまま。

授業は始まりません。

新留学生のみなさんも待機させられます。

あんなに高い授業料を払っていても、学校が閉まっている間の返金はありません。

おかしいですよね。

実は、2014年にも同じことがBC州でありました。

6月後半からの交渉が決裂し、6月の最後の2週間の授業がキャンセル。

8月後半に再開した交渉がまたもや決裂し、9月新学期の2週間がなくなりました。

留学生のみなさん。

喜びますか？

まるで台風来襲で学校が休みになった時みたいに。

いやいや。

留学生にとっては1日授業がとんでも大きな痛手です。

英語で、クリティカルシンキングで、現地の授業スピードについていくだけでも一日一日必死です。

授業がとんだ分、教師は内容をすっ飛ばしますので、留学生には大いに不利な状況が生まれてしまいます。

また、留学生にとり9月の最初の週はとても大切。

履修内容を学校と交渉出来る貴重なチャンスがなくなってしまうのは痛いです。

（エージェントにお任せの方は、もっと不利な状況におかれてしまいますね。）

ただ。

交渉が成立し、クラスの構成について教師に大きな権限が認められたとしましょう。

「留学生が多すぎると授業のレベル、進行に支障が出るので最低〜名しか入れない」などがまとまると？

English 10, 11, 12や、卒業に必修の授業からはじかれる留学生が出てきそうです。

まだ英語が不十分だからとかなんとか理由をつけて。

どちらに転んでも留学生にはとてもBAD NEWSのBC州新学期になりそうで、嫌な予感です。