2020年7月の住宅ローン金利と今後の見通し - 住宅ローン選び - 専門家プロファイル

Office JUN 代表
兵庫県
ファイナンシャルプランナー

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:住宅資金・住宅ローン

前野 稔
前野 稔
(ファイナンシャルプランナー)
前野 稔
前野 稔
(ファイナンシャルプランナー)
岡崎 謙二
岡崎 謙二
(ファイナンシャルプランナー)
伊藤 誠
(ファイナンシャルプランナー)
伊藤 誠
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月16日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

2020年7月の住宅ローン金利と今後の見通し

- good

  1. マネー
  2. 住宅資金・住宅ローン
  3. 住宅ローン選び
相談業務 店舗タイプ

 まず変動金利ですが、これは据え置きとなりました。6月16日に日銀で開かれた、金融政策決定会合でも原則的な金融政策は据え置かれたため、現在は金利を引き上げる環境にはありません。

 日銀は、2%の物価上昇率を達成するまでは基本的に「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を継続する考えですが、4月28日に公表した最新の政策委員の見通しでは物価上昇率が20年度は-0.8~-0.4%、21年度は0.0~+0.7%、22年度は+0.4~+1.0%となっており、2%の物価上昇率達成にはまだ時間がかかりそうです。(1月時点に比べて、全年度が下方修正)

 次に長期固定金利です。7月の全期間固定金利は、三井住友銀行では前月比0.03%上昇の年1.78%となっています。長期金利が高めで推移したことが要因と考えられます。

 今後の見通しですが、変動金利はしばらく据え置きとして、長期固定金利の指標となる長期金利もほぼ横ばいとなりそうです。

 現在、世界的なコロナ感染者増加により、感染第二波が懸念され、今まで早期の経済活動を見込んで上昇していた株価が下落するなど、長期金利は低下しやすくなっています。

 一方で、プラス金利の長期金利に需要はありますが、さらに買い進んでマイナス金利の長期金利は高値警戒感が強く、最終的には0%近辺での値動きとなり、来月の全期間固定金利はほぼ横ばいとなりそうです。なお、フラット35の金利は月初の第1営業日にあたる、1日正午に発表の予定です。


沼田 順(1級FP技能士、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー)


※このコラムの無断転載・引用はご遠慮願います


ブログメディア「BLOGOS」、「マネーの達人」

そこに参加させて頂いている、私のブログも是非ご訪問下さいませ。

住宅ローン、不動産アドバイス


カテゴリ このコラムの執筆専門家

(兵庫県 / ファイナンシャルプランナー)
Office JUN 代表

住宅金融公庫出身のFPが貴方のマイホームライフをサポート

素敵なマイホームを手に入れて最後まで幸せに暮らして欲しい。これが住宅金融公庫勤務時代に年間500件以上の住宅ローン相談業務を担当してきた私自身の願いです。その経験を基に貴方のマイホームライフをトータルにサポート致します。

カテゴリ 「相談業務」のコラム

このコラムに類似したコラム

令和4年(2022年)の住宅ローン金利動向(後編) 沼田 順 - ファイナンシャルプランナー(2021/12/27 07:00)

2021年8月の住宅ローン金利と今後の見通し 沼田 順 - ファイナンシャルプランナー(2021/08/01 07:00)

2021年3月の住宅ローン金利と今後の見通し 沼田 順 - ファイナンシャルプランナー(2021/03/01 07:00)

2023年4月のソニー銀行金利と今後の見通し 沼田 順 - ファイナンシャルプランナー(2023/03/16 07:00)

2023年3月のフラット35 沼田 順 - ファイナンシャルプランナー(2023/03/01 12:00)