自宅にある氷をビニール袋に2、3個入れて、袋の口を結びます。それを綿のハンカチや薄いタオルに包んでいただくと、準備OKです
ポイントは、顔の中心から外側へ、また、顔の上から下へ、1回につき3秒ずつぐらいずつ軽く押し当てること おでこから、耳の脇を通って、耳の下へと少しずつ移動させていきます。目の周りは、目頭から瞼の上、目尻の方へ、そしてまた下瞼を通って、目頭に戻ってくるようにします。口の周りも同様に、内側から外側へという順番です
強く押し当てたり、皮膚を引っ張り上げるようにしたりするのはNG。気持ちいい程度に押し当てることが大切です この、気持ちいいという感覚はとても大切です。無理をして痛みを感じるまでやるのは逆効果でしかありません
目の周りや小鼻の脇など細かい場所をケアしたい時に便利なのが、小さくて丸い氷。製氷器で作るのは大変なので、私はいつもビニール手袋を利用して作っています
100円ショップなどで売っている使い捨てのビニール手袋の第一関節くらいまで水を入れて、口を縛って凍らせます 紙コップなどに立てて入れると冷凍庫の中で水がこぼれたりせず、上手に凍らせることができます 完全に凍ったら、指のところを挟みで切り離してゴムなどで結び、綿のハンカチなどでくるむと出来上がりです
冷やすことで毛穴がキュッと引き締まり、汗や皮脂が出にくくなります 1回の効果は一時的ですが、毎日続けると毛穴自体も小さくなってきますよ
さらにこの氷ケア、美肌にも効果があるのですが、そのメカニズムについては次回お伝えいたします
しのぶ皮膚科https://sclinic.jp/
このコラムの執筆専門家
- 蘇原 しのぶ
- (東京都 / 院長 皮膚科医)
- しのぶ皮膚科 院長 院長
皮膚科医だからこそ提供できる質の高い美容医療を
皮膚科・皮膚外科歴15年。 ヒアルロン酸、ボトックス治療に造詣が深い。 オールアバウト美と健康のガイドでもあり、執筆、テレビ、ラジオ、などのメディア活動も精力的にこなしている。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会認定医。