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65歳の時点で自宅の住宅ローンは終わっていますか??

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リタイア後も残る住宅ローンは危険

 老後の安心した生活を送るためには、やはり住まいを確保することが重要です。

しかしながら、リタイア後も住まいに住宅ローンが残っていると、老後の家計に大きな影響を与えます。

特に、退職を間近に控えた人は住宅ローン問題を早期に解決する必要があります。

 

基本的な考え方としては65歳までに住宅ローンを完済するというのが理想です。

例えば、40歳で5000万円の住宅ローンを借り入れしてマンションを購入したとしましょう。

購入時には月々の返済額が厳しいので、35年の元利均等返済で年2%の長期固定金利で借りました。

こうした条件で、途中で繰上げ返済などはせずに25年後の65歳時にローン残債はいくらあるのでしょうか?

ちなみに、この条件でのボーナス返済無で毎月の返済額は165,631円です。

65歳以降もこの額の返済が可能であれば、何ら問題はありませんが、常識的に考えて厳しい金額と言えます。話は逸れましたがローン残債65歳の時点で、まだ18,000,779円もあります。

 

退職金で完済をと思っても2,000万円近くもローン返済に使ってしまうと、老後のお金は心細くなりますので、退職金完済はお勧めできません。

 

また、この金額をみると、私は「購入物件の選択に無理があったのでは」と思いたくなりますし、「何故、65歳以降も返済しなくていけない住宅ローンの組み方しか検討しなかったのか」と言いたくなります。

仮に、住宅ローンの組み方を2本立てで考えておけば、65歳以降に返済があっても少額の返済額であったかもしれません。

こうした事例をみると、いかに「お金」と「住まい」は表裏一体であるかということが理解できます。

「お金」だけ考えてしまうと返済できる金額に目が行きますし、「住まい」だけ考えると高額物件に気を取られて判断を狂わせます。

結果、老後を迎える直前に「こんな返済は年金と心細い収入ではできない」ということになります。

 

リタイア後も住宅ローンが残っている人は本当にいるのかと疑いたくなりますが、家計の金融行動に関する世論調査で、住宅ローン残高がある60歳代世帯では1500万円以上もある人がかなりの割合でいます。

また、70歳以上の人でも2000万円以上も住宅ローンが残っている人が数は多くありませんが実際にはいるのです。60歳代でも相当な収入があればいいのですが、そうでなければそれこそ老後貧乏になりかねません。

こうした観点から安心した老後生活のための住宅ローンの組み方はまずは

借りすぎないこと

返済期間は65歳までにすること

65歳以降もローン返済が続く場合は借り換え等でローンの見直しを早急に行うことです。

そうしておかないと、今の住まいを売却して都心のマンション暮らしや田舎暮らしができません。

終の棲家を買いたくても、既存の住宅ローンが終わっていないと住み替えの資金が不足してしまい、そのステップが踏めないことになります。

 

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