目尻切開、後戻りするって、聞いたんですけど。

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。

今回のテーマは、『目尻切開の後戻り』についてです。これは、よく患者さんから質問を受けるので、この点について書きたいと思います。

結論から申し上げると、『後戻りすることは、無いと考えてよい』という事です。

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術式には、色々ありますので、個別の解説は難しいのですが、

1.目尻を無理に引っ張っている

2.傷口の断端の処理が甘い

ということが、後戻りの原因と考えます。

ですので、後戻りしない手術をするためには、

1.目尻に無理な力が、かからないようにデザインする

2.傷口の断端処理をしっかりと行う

という点が非常に大事です。

特に、無理なデザインをした挙句に、目尻を引っ張って骨膜に固定するというような手術を受けると、形状が不自然になるばかりか、眼球と下眼瞼の接触が悪くなり、ドライアイを誘発するので、注意が必要だと思います。

目尻切開では、難しいような変化を出したい場合には、目尻靭帯の移動をする必要がありますが、これもやりすぎると悲惨な形状になってしまいます。

どのような手術でも、担当される先生の術式（やり方）をよく聞いてから、検討されることが非常に大事だと思います。

私は行った方の『目尻切開術』の術後1か月（上段）と術後3か月（下段）の写真をお見せしますので、ご参考になれば幸いです。

この方の、術後経過等につきましては、私のコラム『美容外科話』に載せましたので、そちらを是非ご覧下さい。

美容外科話No.373　目尻切開って、後戻りします？

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