社員の「やる気」がない 真の原因は何か? - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

伊藤 健之
ユー・ダブリュ・コンサルティング 代表
経営コンサルタント

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閲覧数順 2016年12月08日更新

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社員の「やる気」がない 真の原因は何か?

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社員のやる気がない「真の原因」
こんにちは。グランデコンサルティング 伊藤健之です。

ここに来て、成果主義の導入などにより現場の活力が失われ、結果的に企業の生産性を低下
させているのではないかと心配する識者が増えています。

さて、識者の心配している「現場の活力の喪失」と「企業の生産性の低下」について、実際の
ところ、企業はどのように感じているのでしょうか。

今回は、我々が「組織の活性化」活動を通じて見聞きした現場の現状と問題について、個人
と組織の両面から整理をしてみたいと思います。

個人面から見た現状


米国のリサーチ機関の調査によれば、日本人の仕事への意欲や会社への忠誠心が急速に
低下しており、仕事への意欲は主要16か国で15位、会社への忠誠心は10か国で最下位
になっています。
かつて、「仕事人間」や「滅私奉公」などと揶揄されていたモーレツ社員の日本人はどこにい
ってしまったのでしょうか?

また、国内の調査でも、上場企業200社へのアンケートで6割の会社がこの3年で心の病が
増加していると回答しています。

実際に我々が現場の従業員に行ったヒアリングでも「先が見えない」、「楽しくない」、「個人が
バラバラにされている」、「孤独感がとれない」、「相談する機会がない」など、これらの調査結
果を裏付ける声が挙がっています。
個人面から見て、現場は職場や仕事に対する不満や不安が増えている状況にあると言えそう
です。

組織面から見た現状


一方で、マネジメント層はどう感じているのでしょうか。
我々が行ったヒアリングでは「現場からの提案が減っている」、「数字に結びつかないことをしよ
うとしない」など、現場が元気を失っていると感じている声や、「マニュアル以外のことを知らない」、
「パートに依存し過ぎている」など、スキルやノウハウの喪失を心配する声があがっています。

実際に、ベテラン・パートの退職で事務が回らなくなったケースも発生しており、かつては、こう
したことはなかったとのこと。
組織面から見て、現場はマネジメントが期待しているように機能しなくなっていると言えそうです。

現場が抱える「真の問題」


マネジメントは多くを現場に求め、担当者はそれを過剰に感じ不満を持つもので、こうした意識の
ズレは今に始まったものではない、という意見もあります。
しかし、そのことを考慮したとしても、アンケート結果などから、現場が劣化していることは間違い
なさそうです。

「今の若者は根性がない」「甘ったれている」「下積みとはそういうものだ」
の一言で片付けてしまってよいものでしょうか?
どうやら、精神論では片付けられない構造的な問題のようです。

我々は次のように考えております。
『マネジメントと現場担当者の意識のズレは、かつては現場の頑張りやマネジメントの譲歩により、
お互いに納得できる範囲で調整できていた。しかし、この10年でそれができなくなってきた。
これこそが現場の抱える真の問題である、と。』

(次コラムでは、「なぜ調整できなくなってきたのか」について考察します)


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