人生初のサッカー観戦からの学び

　 こんばんわ

少し遡ってドイツでの最終日の話

  三井寿ほどの感極まった感じはありませんでしたが、「サッカーが見たいです」というスタッフの声に応え、サッカー観戦へ

　シャルケVSフランクフルト戦が、シャルケのホームスタジアムであるゲルゼンキルヘンで丁度開催予定であり、デュッセルドルフからは1時間程度で行ける為、見に行ってきました

　人生初のサッカー生観戦が、まさかドイツになるとは！といった感じですが、ラグビーを初めて見たり、ダイビングのライセンスを取ったのもオーストラリアだったので、意外に「人生初〇〇」は海外が多いかもしれません

　ゲルゼンキルヘンの駅に到着をすると、いわゆるシャルカーの方達だらけ

  ここからトラムに乗ってアリーナまで移動する訳ですが、既にビールを片手に歌っている方達も多々見受けられます

  ギュウギュウのトラム内で、汗だくになりながらも、何とかアリーナに到着

　周りを見るとユニフォームを着た気合の入った方々ばかりですが、そこに交じっておそらく旅行客だと思われる方々も多くおり、熱狂的なファンから旅行客まで、幅広い層を惹き付ける魅力は何なのか？と

　そんなことを考えている内に、手荷物検査＆ボディチェック

  瓶やペットボトルなどは中に持ち込めない様で、使い捨てのコップに移すか、捨てるか？になるのですが、あとでその理由がよく分かりました（笑）

　そして、スタジアム内の売店は一切現金が使えず、一旦カードを購入して、そのカードでビールを始めとする飲食物を購入する様になっていることにビックリ

　更に上記の様な電子マネーの導入は進んでいるけれど、試合観戦中に観客席でタバコを吸う人達も結構おり、進んでいるのか？、遅れているのか？と不思議な感じ

　試合観戦中に来場者数が出ていましたが、その日の来場者数は約62,000人

気になったので調べてみた所、Jリーグの平均観客動員数が約19000人、1位の浦和レッズで約35,000人、2位のFC東京で約29,000人

プロ野球の平均観客動員数が約30,500人、東京ドームにおける野球時の最大収容人数が46,000人ですからもの凄い人数です

　最近話題のDeNAベイスターズは、2011年の年間観客動員数が約110万人で年間約20億円の赤字だったのが、2016年には約194万人となり、約5億円の黒字、そして2018年には200万人を突破したとのことです

　サッカーでも野球でも、「熱狂的なファン」だけでは盛り上がらず、如何にそれ以外の人達を呼び込めるかなんですよね

　これって我々の業界も一緒で、高度かつ専門的な内容を一部の人達だけに届けようとしても規模は大きく成らない訳です

  そして、それ以外を「あれは専門性が低いからダメ」と断罪した所で、何も生まれないんですよね

　ヨガにしても、徹底的に追及している人はごく一部で、ファッション的な感覚であったり、ロハス的な感じで行っている人が多くいるからこそ、ヨガ人口が多いのではないでしょうか？

  また、東京を中心に流行っている「暗闇フィットネス」なども同じですよね

　それらを否定したとしても、それって熱狂的なファン以外はスタジアムに来るな！というのと同じで、衰退の一途を辿るのみ

  そうではなく、様々な入り口を創り、楽しみながらコンディショニングというものに触れて頂き、より良いものを継続して頂くにはどうしたら良いか？を考えていくことが大切ですね

　話が二転三転しておりますが、初のスタジアムでのサッカー観戦にワクワクしながらも、そんなことを考えておりました

　そして、ロスタイムにアウェーのフランクフルトがPKを獲得し、ゴールを決めた瞬間にビールの入った複数のコップが宙を舞い、瓶が持ち込み禁止になっている理由が肚落ちしましたとさ

帰りのトラムで酔っ払ったシャルケファンに取り囲まれ、一緒に歌を歌う中北（笑）

としお

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