今週末から10連休ですね。そのせいか、月曜日のメンタルクリニックは朝から大混雑でした。お薬を切らさないように処方してもらうために祝日前はいつも混むけど、毎年3月後半から4月にかけては不安定になる人が多く、初診の人も増えるのですが、今週は特に多かったです。
さて、以前PHPスペシャルのお悩みにもあったけれど、実際にご相談を受けていても「ロールモデルがない」と嘆き、自分の将来像が描けないと訴える方は珍しくありません。
でも、私は個人的にロールモデルがないことが問題だとは思っていません。むしろ、ロールモデルがないと嘆くことのほうが問題ではないかと思っています。
なぜなら、ロールモデルを求めるということは、自分で考え試行錯誤し学習する、貴重な体験の機会を失うと考えているからです。
世の中が便利になるにつれ、効率を優先し、損をしたくない、ラクをして最大限の成果を得たい、失敗しても責任はとりたくない、という横着が横行している気がしてなりません。たとえば、マニュアルに従えば結果が約束されているようなことが重宝されたり。
私に言わせれば、ロールモデルを求めるのもその一つ。さらに、政府に決めてもらわなければ働き方や休み方も決められないのもその典型だと思っています。
最近、「自己肯定感」という言葉が流行っていますが、自信をもちたいなら、自分で考え行動し責任をとるということを日々実践するしかありません。
たしかに女性のロールモデルをみつけるのは難しい。でも、あなたとまったく同じ背景の人はいないのだから、最終的には自分で自分の人生を決めていくしかないのです。誰かの真似をしてもしかたありません。必要なのは、自分で自分の思う人生を描き行動すること。
キャリアだけでなく、結婚や出産に関しても、誰かと比べたりロールモデルにこだわるのはもう卒業しませんか。他人に認められなくても自分で自分の生き方に納得できている、それこそが幸せだと私は信じています。
10連休をもてあましている方、よかったらそんなお話をしにいらっしゃいませんか。カウンセリングは通常どおり営業しています。
メンタルエステ ココロの部屋 https://www.mental-room.com/
アダルトチルドレン相談室 https://kokoronoheya.eek.jp/
このコラムの執筆専門家
- 藤井 雅子
- (東京都 / 心理カウンセラー)
- メンタルエステ ココロの部屋
カウンセリングはココロのエステ
自分を好きになれない、自信がない、思ったことを上手に表現できない、人目が気になって仕方ない、不安やイライラで毎日が楽しくない、甘え下手・・でもどうしていいかわからない、そんな悩める女性たちを心から応援します。ぜひ一度ご相談ください。