おはようございます、今日は飼育の日です。
二匹のオカヤドカリを飼育中です。
節税についてお話をしています。
近年一部の中小企業で話題になっている節税保険について簡単に。
今回の騒動が始まったのは、ここ2年くらいのお話です。
しかし、実はそれよりも前から、この節税保険を巡る話は色々とありました。
保険には二種類あります。
◯掛け捨て保険
支払った保険料は全額損金で、解約をしても返戻金はない。
◯掛け捨てでない保険
解約をすると返戻金がある。
返ってくるものがあるということは、何かしらの資産性があると考えるのが普通。
つまり「損金に計上」されるのではなく「資産に計上(預け金)」とするのが適切。
節税保険の場合、返戻金があるのですから、本来は「資産として計上」されるはずです。
しかし、保険料の支払期間や返戻率を特定の範囲に収めることで
・返戻金があるにも関わらず全額を損金にできる
こういった保険商品を作り出すことに、各保険会社は工夫をしてきました。
その工夫を防ぐため課税庁側が新しい対策、その対策にまた穴をみつけて保険会社が・・・
このイタチごっこが節税保険の歴史です。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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