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大澤 眞知子
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閲覧数順 2024年04月24日更新

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Japanese Girls! 制服のスカートを拒否しよう

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迷子になった日本の教育

Washington Post の記事 “Girls were forced to wear skirts at school to ‘preserve chivalry.’ So they sued – and won.”

(「騎士道を守る」ために女生徒は学校でスカートを強要された。 だから女生徒は訴え、勝った。)

 

“Yay”と両手を挙げて応援したいようなニュースがアメリカから伝わって来ました。

 

日本で教えていた生徒たちによく質問したものです。

真冬の寒い日に、制服のスカートをはき、足が紫色になり震えながらやって来る女の子たちに。

 

「なぜ、女の子の制服はスカート? パンツではいけないの?」

みんな「はっ」としたような顔になり、「そうですよね〜。おかしいです。」と。

 

なぜ日本の学校の女子用の制服はスカートなのでしょう。

 

まさか「騎士道」ではないでしょうが、似たようなもので、「女らしい」とか「伝統?を守る」とか論理的に意味不明な言い訳しかないのでは?

制服自体の賛否はさておいて、スカートかパンツかの選択肢くらい認めるべきだと思いますけどね。

 

アメリカで学校を訴えた女生徒の言い分は、

「竜巻の訓練時に地面を這い回ったりしなくてはいけない。 その時に男生徒の目はスカートの中に釘付け。 ショーツかパンツを着用していたらそんなことには巻き込まれない。」

「教室でも足の組み方に注意しなくてはいけないので、学ぶための集中力が阻害される。 休憩時間にも活動的な遊びをすると下着が見えてしまい、教師から説教されたり、男子生徒にからかわれる。」

「女生徒にもパンツ着用を認めるべき。 性別により制服の規則を変えるのは憲法違反。」

 

と、女生徒たちは行動しました。

まずは、署名を集め、次に学校を訴え、勝利しました。

裁判所の決定「校則で性差別するのは憲法違反である」と。

来学期から女生徒は、スカートかパンツか選べるようになります。

 

大拍手。

「なぜ?」のクリティカルシンキングを実行に移した女生徒たち。

 

日本も、最高裁まで巻き込む勢いで「女生徒のスカート着用校則は憲法違反。 基本的人権の侵害。」と行動を起こしてほしいですね。

 

変態おっさん達がスカートの中を覗いて写真を撮るというターゲットになる原因はスカート。

制服がパンツになったら変態おっさんは今度はどうするかな?

間違いなくスカートの中覗きは出来なくなります。

 

冬の寒い時に足が紫色になるくらい冷えるのは、おそらく将来の生殖活動にも悪い影響があるはず。

少子化で悲惨な状況の日本なのに、なぜわざわざ非健康的なスカートを強要するのか全く意味不明。

 

「女の子=スカート」という古臭い思い込みが消えれば、日本の性差別も少しは見直されるかも。

普段の生活でスカートなんかはかない!という人も多いはず。

制服でも選択の自由も認めるべき。

 

物差しを持ってスカートの丈を測る教師の存在も学校からなくなる。

短くするのを禁止するなら、スカート自体を止めればいいのに。

 

理由は尽きません。

 

夫婦別姓さえ認めない、世界でも稀な国・日本ですから、アメリカのような決定はなかなか勝ち取れないかも知れません。

でも、何も行動をおこさなかったら、何も変わりませんよ、Japanese Girls!

 

日本全国の女生徒たちが、「制服のスカートは人権侵害!」と立ち上がる日が来たら日本も大きく変わるでしょうね。

カナダから日本に応援しに帰ります、絶対!

 

Japanese Girls, speak out!!

 

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(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
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カナダにいらっしゃい!

カナダ 在住。パンデミック後のNew Normal 留学をサポート。変わってしまった留学への強力な準備として UX English主催。[Essay Basics] [Critical Thinking] など。カナダから日本に向けての本格的オンライン留学準備レッスン・カナダクラブ運営。

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