男性も更年期障害? - 心と体の不調全般 - 専門家プロファイル

石川 ロバート誠
石川 ロバート誠 
福岡県
パーソナルダイエットコーチ

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対象:心と体の不調

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
茅野 分
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茅野 分
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市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年04月24日更新

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男性も更年期障害?

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男性も更年障害?

 「それって、女性だけじゃないの?」確かに以前は、そのように考えられていました。 しかし、近年では男性も更年期障害にかかることが知られるようになりました。


 日本に潜在する男性更年期障害を患う人の数は600万人とも言われています。 こんな症状が男性更年期障害 40代中頃から、「最近、イライラすることが多くなった」、「汗をかくことが多くなった」、「睡眠の悩みがある」、「精力減退」、「全般的に身体の調子が思わしくない」などの症状はありませんか? これが男性更年期障害の諸症状です。 国際的な男性更年期障害の問診基準(Aging Male Symptoms rating scale)でチェックしてみましょう。


1.総合的に調子が思わしくない なし(1点)、軽い(2点)、中等度(3点)、重い(4点)、非常に重い(5点)

2.関節や筋肉の痛み なし(1点)、軽い(2点)、中等度(3点)、重い(4点)、非常に重い(5点)

3.ひどい発汗 なし(1点)、軽い(2点)、中等度(3点)、重い(4点)、非常に重い(5点)

4.睡眠の悩み なし(1点)、軽い(2点)、中等度(3点)、重い(4点)、非常に重い(5点)

5.よく眠くなる、しばしば疲れを感じる なし(1点)、軽い(2点)、中等度(3点)、重い(4点)、非常に重い(5点)

6. いらいらする なし(1点)、軽い(2点)、中等度(3点)、重い(4点)、非常に重い(5点)

7.神経質になった なし(1点)、軽い(2点)、中等度(3点)、重い(4点)、非常に重い(5点)

8.不安感 なし(1点)、軽い(2点)、中等度(3点)、重い(4点)、非常に重い(5点)

9.からだの疲労や行動力の減退 なし(1点)、軽い(2点)、中等度(3点)、重い(4点)、非常に重い(5点)

10.筋力の低下 なし(1点)、軽い(2点)、中等度(3点)、重い(4点)、非常に重い(5点)

11.憂うつな気分 なし(1点)、軽い(2点)、中等度(3点)、重い(4点)、非常に重い(5点)

12.「絶頂期は過ぎた」と感じる なし(1点)、軽い(2点)、中等度(3点)、重い(4点)、非常に重い(5点)

13.力尽きた、どん底にいると感じる なし(1点)、軽い(2点)、中等度(3点)、重い(4点)、非常に重い(5点)

14.ひげの伸びが遅くなった なし(1点)、軽い(2点)、中等度(3点)、重い(4点)、非常に重い(5点)

15.性的能力の衰え なし(1点)、軽い(2点)、中等度(3点)、重い(4点)、非常に重い(5点)

16.早朝勃起(朝立ち)の回数の減少 なし(1点)、軽い(2点)、中等度(3点)、重い(4点)、非常に重い(5点)

17.性欲の低下 なし(1点)、軽い(2点)、中等度(3点)、重い(4点)、非常に重い(5点) 各設問に当てはまる症状の程度をチェックし、点数を合計して下さい。


17〜26点:異常なし

27〜36点:軽度更年期障害の可能性

37〜49点:中等度男性更年期障害の可能性

50点以上 :重度男性更年期障害の可能性


 スコア52 ~48歳の私~

 40代後半。当時の私は、月に10日~12日間、年間120日ほど、全国各地を出張する日々を送っていました。確かに出張はハードでしたが、好きな仕事をやっており、ストレスを感じていないと思っていました。

 しかし、48歳のある時、ほとほと疲れ果て、帰宅早々、「生きるのがつらい」とつぶやいてしまったことがありました。家族からは「何か仕事で失敗したの?」と心配されました。お客さまからは評価いただき、仕事は順調でしたが、ホテル暮らし、食事はいつも一人、夕食は列車や飛行機の中という日々で、私の精神・肉体は完全に疲弊しておりました。 当時をふり返って、先の男性更年期チェックリストをやってみたところ、なんとスコアは52(重度の更年期障害)という結果でした。


何故、男性も更年期障害になるのか

 男性ホルモンであるテストステロンは、男性の性欲をつかさどり、生殖器やひげ、体毛といった二次性徴の発育に影響を与えます。また、筋肉や骨格を作る際にも重要な役割を担っています。また、テストステロンは脳の認知能力に関係していて、決断力や判断力を高める機能もあり、生きていく上で重要なホルモンです。このテストステロンの減少が男性更年期障害に関係しているようです。

 減少する理由は、パーキンソン病などの病気がきっかけになることもあるようですが、加齢や社会生活のストレスや不規則な生活が原因のようです。また、テストステロンは眠っている間に分泌されるため、不眠になると、さらに悪循環に陥ってしまうようです。 さらに、BMI(体重kg÷身長m÷身長m)の上昇とテストステロンの減少との間にも関連性があるという報告もあります。

  ※BMI 25未満が正常、25以上~30未満が体重過多、30以上が肥満


 次回は、栄養と運動の面から、その対処法についてお話ししましょう。


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