数字の例です。保険期間5年で建物と家財合わせて契約時の保険金額が5000万円の場合ですが、一時払保険料は990万前後になります。満期時の満期返れい金は1000万円プラス配当金となっております。
5年の保険料が990万とべらぼうに高い(掛け捨て保険の10倍以上のイメージです。)一方、全損事故がない限り満期返れい金が戻るというのがポイントです。
ただ、5年間余計な資金が保険会社に寝てしまう形になり積極的な運用を行う方には適しておりません。逆に積極運用をせずに寝かせられる資金がある人にとっては悪くない商品かもしれません。
(通常の掛け捨て保険であれば5年で数10万の保険料で、それが全く返ってこない状態になるのに比べて保険自体が掛け捨てでないのでメリットはあります。)
しかし購入にあたってはこの商品提供の保険会社の財務健全性を十分チェックする必要があります。損害保険の満期返れい金は預金保険機構の保護を80%まで受けられますが、残りの20%は元本が返ってこない可能性があるという事が重要です。
この様な商品は保険会社が銀行業務的に資金を集めるという色彩が強く倒産リスクが考えられるのであれば満期戻総合保険は購入されない方が宜しいと思います。(格付けも国内格付けでAA−以上は最低欲しいところです。)
少なくとも不動産投資で資産運用を考えている人にとっては無用の長物と思われます。http://www.minato-am.com/
このコラムの執筆専門家
- 向井 啓和
- (東京都 / 不動産業)
- みなとアセットマネジメント株式会社
みなとアセットマネジメントの向井啓和 不動産投資のプロ
東京圏の資産価値が下がりにくい高収益物件の一棟買いなら弊社にお任せください。資金計画から損害保険まで一貫した不動産投資アドバイスを行います。また、金融機関出身の向井啓和の経験を活かし銀行からの投資用ローン融資提供します。フルローン相談
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