- 橘 凛保
- 社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
- 東京都
- マナー講師
対象:婚活
- 舘 智彦
- (しあわせ婚ナビゲーター)
- 橘 凛保
- (マナー講師)
【2月4日 今日は立春】
2月3日、昨日は「節分」でしたね。
節分というのは 季節の節目ですから、実は 春 夏 秋 冬 4回あるのです。立春 立夏 立秋 立冬。
現在では、立春の前の日だけを特に言うようになりました。
宮中の「追儺」と言う儀式が「節分」のルーツです。
「ついな」と読みます。ついなは 旧暦の12月30日 (大晦日)に宮中で行われる年中行事でした。
平安時代の初期頃から行われている鬼払いの儀式です。
「鬼やらい」「儺(な)やらい」とも呼ばれていました。
季節の変わり目というのは邪気に満ちやすいとされます。
また一年でも最も寒いこの時期に豆まきをして、家の中の邪気を祓うという「家族のことを想う儀式」なのですね。
我が家の節分は柊にイワシの頭、豆まきです。
豆には霊力が宿ると言われていました。柊の尖った葉とイワシの頭は鬼も嫌うようです。
昨今は、豆まきより「恵方巻き」が人気のようですが、我が家では致しません。
それぞれの神社ではニュースにもなる恒例の豆まきですが、
家でも豆まきの習慣を残してほしいですね。
さてさて、このかけ声、皆様のおうちではどの用ですか?
地域により様々ですね。
「鬼は外 鬼は外! 福は内!」
京都の冷泉家では「福は内 福は内!鬼は外!」
観音様では鬼はいないとされ「福は内!」のみだそうです。
豆をまいた後は、その年にとる年の数だけ豆を食べます。
「数え歳」の考えですね。
一年中 無病息災だと言われています。
そして今日、2月4日は「立春」です。
「一陽来復」ですね。
昔は立春を一年の始まりと考えて、
この日から数えて農耕の取りかかりのひとつの指標としました。
夏も近づく~「茶摘み」の歌にも出て来る
「八十八夜」「二百十日」もこの「立春」から数えています。
入り口に「立春大吉」と書いた紙を貼っておきますと、
面からも裏からも「立春大吉」となるこの文字に翻弄されて
鬼は中に入ったのか入ってないのか混乱すると言われています。
佳き立春をお迎えください。
(この文章は恕学アカデミーの過去のブログに少し加筆したものです)