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閲覧数順 2024年04月18日更新

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令和2年(2020年)の住宅ローン金利動向(前編)

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 令和元年(2019年)は、世界経済への減速懸念から世界的に長期金利が低下し、日本も8月には過去最低水準まで低下しました。

 しかし、超長期金利と呼ばれる、期間20年以上の国債利回りも低下したことから、日銀の黒田総裁は「追加緩和をしても超長期金利の低下は望まない」と発言し、行き過ぎた金利低下をけん制しました。

 これを受けて、超長期金利や長期金利は上昇し、長期金利は-0.1%台での推移となっています。

 以上の背景を踏まえ、今年も昨年同様、令和2年(2020年)の住宅ローン金利動向を占ってみたいと思います。なお、今回も変動金利と全期間固定金利に分けてお送りします。

 まず変動金利ですが、これはそもそも、銀行の貸し出し金利である短期プライムレートに連動する仕組みになっており、その短期プライムレートはさらに日銀の政策金利に連動する仕組みになっています。

 従って、変動金利の今後の動きを見ていくには、日銀の政策金利に注目すれば良いということになります。そして、この政策金利は2ヶ月に1回程度開かれる、日銀の金融政策決定会合で引き上げや引き下げが決定されます。

 では、この政策金利が今後どうなるかですが、日銀は2%程度の物価上昇率が見込めるまでは、ゼロ金利政策を続ける考えを明確にしました。そして、直近の展望レポートでは令和2年(2020年)も、少なくとも上記が2%以下で推移しそうで、現在の変動金利の水準は長期化するものと考えられます。

 以上を踏まえますと、変動金利は令和2年(2020年)も横ばいということになります。住宅ローンの返済期間が短い方などは、金利変動リスクはあるものの、銀行の金利優遇競争が激化し実質0%台の競争となっている、今の変動金利をうまく活用していただけたらと思います。

 次回は様々な要因が絡み合う、全期間固定金利の動向についてお送りします。


沼田 順(1級FP技能士、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー)


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