糖質カットは効果あるか？　～実体験してみました

　こんにちは、サプリメントアドバイザー＆パーソナルトレーナーの石川ロバート誠です。

最近、書籍、ネット、テレビでも糖質カットダイエットに関する情報があふれていますよね。その効果がどのようなものなのか、実際に試してみました。

今回は、食事と体重の変化ばかりではなく、糖質がどの程度カットされているのか、実際に血糖値も測定してみました。血糖値は、グルコースモニターシステムFree Styleリブレ（アボットジャパン株式会社）を用いて測定しました。このFree Styleリブレは、センサーを腕に貼りつけ（先に針がついており腕に刺します。最初は少し痛いですが、すぐに慣れます）、血液中のグルコース値（血糖値）を測定するものです。

※ここでは、糖質をカットしない食事を＜ファット食＞、カットした食を＜カット食＞と表記しています。

※体重は朝、起床時で測定しており、「朝体重」と表記しています。

食事歴と体重の変化

＜ファット食＞

開始前の朝体重　６３．６ｋｇ

１日目　朝：パン、ヨーグルト

　昼：ハンバーガーセット

　夜：おでん、ビール

　　　　間食：チョコレート

２日目　朝：サンドウィチ、野菜ジュース、ヨーグルト

　昼：牛丼特盛、

　　　　夜：カレーライス、ビール７００ｍｌ

　　　　間食：みかん

３日目の朝体重　６５．９ｋｇ　＋２キログラム

＜カット食＞　～１日目夜から

開始前の朝体重　６４．８ｋｇ

１日目　朝　パン、サラダ、フルーツ

　　　　昼　幕の内弁当

　　　　夜　牛焼肉とサラダ

２日目　朝　温野菜サラダ、蒸鶏肉、パン

　　　　昼　ミニサラダ、パスタ

　　　　夜　鶏モモ肉焼き、トロサーモン、玉ねぎサラダ、白ワイン５００ｍｌ

３日目の朝体重　６４．０ｋｇ　▲０．８キログラム

平均血糖値

＜ファット食＞

１日目　１１５ｍｇ／dl

２日目　１１７ｍｇ／dl

＜カット食＞

１日目　１１２ｍｇ／dl

２日目　１１１ｍｇ／dl

わかったこと

　わずか２日ずつでの比較ですが、体重変化でみても平均血糖値でみても、＜ファット食＞と

＜カット食＞には違いがあるように思います。

糖はヒトが生きていく上でのエネルギー源なのでとても大切なものです。エネルギーとして使われず余った糖（グルコース）は、肝臓や筋肉にも取り込まれますが、蓄えられる量には限りがあるため、残った分を脂肪細胞に入り、中性脂肪に形をかえて蓄積されていきます。

今回はわずか２日間でしたが、もし＜ファット食＞を続け、しかも定期的な運動もしないとすると、摂取され続けた『糖』は間違いなく中性脂肪として蓄えられ続けていくのでしょうね・・・・。

適正な糖質カットは減量ばかりではなく、健康寿命にも大切なようです。

※今回の実験では、糖質を１００％カットしているわけではありません。