- 増岡 健司
- 医療法人社団 MEDIQOL 理事長 歯科医師
- 東京都
- 歯科医師
対象:一般歯科・歯の治療
口臭の原因は「胃が悪いから」「食べ物のせい」と思っていませんか?これらも原因になることはありますがその数はとても少なく、ほとんどがお口の中の汚れ(細菌)や歯周病が原因です。
効果的な口臭の予防はどうすればいいのでしょうか?
口臭チェックしてみましょう
簡単な方法で自分の口臭を調べることができます。
(1)直前にうがいや歯磨きをしていない状態でコップの中に息を吐き出します。
(2)コップは手でフタをして、一呼吸おいて新鮮な空気を吸います。
(3)コップの中のにおいを嗅いでみます。
効果的なブレスケア
☆お口の中の汚れ・細菌を除去する
歯みがき / 殺菌剤配合のマウスウォッシュでの洗浄
舌クリーナーで舌の汚れを取る
☆唾液をたくさん出す
よく噛んで食べる / キシリトール入りのガムを噛む
お茶などの砂糖の入っていない水分をとる
POINT 普段マウスケアアイテムを携帯している人の多くは「ガム」「ミントタブレット」等の食品・菓子類が多くを占めていました。しかしこれらは口臭を香りでマスキングするだけで、根本的な口臭の予防効果は期待できません。口臭の予防には根本的な対策が必要です!
歯周病と口臭
歯周病患者のお口の中は、歯周病原菌と戦って死滅した白血球やリンパ球、破壊された歯肉の組織、死滅した細菌などが溢れています。これらはタンパク質でできており、臭いの原料になるアミノ酸が増えてしまいます。しかも歯周病菌はVSCという臭いのガスをたくさん出す菌なのでどんどん口臭がひどくなっていきます。口臭が強いと感じたら歯周病を疑って、歯科を受診してみましょう。