右脳で聞いて、左脳で返す - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

藤島 淑子
株式会社インディプロス 代表取締役/コンサルタント
経営コンサルタント

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閲覧数順 2016年12月07日更新

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右脳で聞いて、左脳で返す

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「ヒトのプロ」考 「ヒトのプロ」に必要なこと
先日、ある企業様へ企画提案のプレゼンに行ったのですが、
その際の先方の役員層の方々とのディスカッションで、
ふと考えたことがありました。

それは、「ビジョン実現を支援する人事コンサルタント(コンサル会社)
に最も必要なものは何か」。


経験やスキル、知識やデータ、ノウハウなど、コンサルタントに
必要なものは限りなく沢山あるのですが、

「ビジョン実現を支援する」というテーマを掲げた瞬間に浮上する、
何もよりも重要な要素がある、というのは、以前から漠然とは考えて
いたことでした。


それが、昨日のディスカッションを通して、私の中で、より鮮明に
なったような気がします。


それは、「右脳で聞いて、左脳で返す」チカラ。



ビジョン型経営者というのは、会社や業界、社会の何年も先を見ている
ことが多く、しかも、その絵(ビジョン)はとても具体的。


一方で、そこに含まれる思いや情報量はあまりに多いので、
全てが言葉にしてアウトプットされることは滅多にない。

だから社員から見ると、「社長は何を考えているんだ???」となることが
多いようです。



でも、ゴールは「ビジョンを実現すること」だから、経営者の描いている
ビジョンをできるだけ多くの社員と共有することは、何よりも一番大事なこと。

となると、そのビジョンをできるだけ正確に理解すること、そして、
それに忠実に制度や仕組みを作り上げることが、私たちの一番の役割だ
ということになります。



こういうケースのときに大事なのは、経営者の話を「文字」で捉える
のではなく、まずは「絵」で捉えること。


経営者が頭の中で描いている絵と、できるだけ同じ範囲、同じイメージ、
同じ具体性の絵を頭の中で描く。

まるで、2枚の版画を四隅をあわせて重ね合わせるかのように、
ピッタリと重なるイメージを頭の中で描けるように、最大限の想像力を
働かせる。


そのためのヒアリングやディスカッションができるかどうか、が、
まず第一段階の関門だと思います。

これを、私は「右脳で聞く」と言っています。



でも、それで終わっていては、意味がないので、
それをできるだけ多くの人と共有できるような、シンプルなキーワードや
文章、図表に落とし込んで、経営者の頭を「見える化」する。

そして、お互いの認識が一致していることを確認しつつ、仕組みへと
落とし込む。


これが、「左脳で返す」ということです。



とても難しいことですし、経験を積むには、真のビジョン型経営者との
出会いも必要なので、なかなかこの能力を極めることは大変なのですが、
何はなくても、常に意識しておくべき能力だと、考えています。

(もちろん、コンサルタントだけでなく、企業の人事にも大切なチカラですよね)



幸い、私のこれまでの経験の中では、本当に素晴らしい経営者の方々と
何人もお会いすることができたので、このような気づきをいただくことが
できました。

これからも、常にこのチカラを鍛えていきたいな、と思います。