再現性（さいげんせい）とは

やさしいIT用語解説 2009-02-12 08:00

システム発注をされる方など、技術者でない方向けに技術用語の解説を致します。
用語解説インデックス

再現性（さいげんせい）とは

再現性とは、ある操作をすると必ずある現象が起こる事をいいます。
Web システム開発の場面ではエラーが出た時に使う用語で、「そのエラーが出るのはこれこれの操作をした時だ」という事が明らかな時、「このエラーは再現性があります」と表現します。

エラーの改修には再現性の確定が必要

また、再現性がないエラーは開発者の側では不具合として取り上げる事ができません。
エラーが出た場合、開発者が対応を行うにはまず以下の情報が必要ですので、ご協力お願いします。

○ いつ
○ 誰が
○ 何をしていたら（---A）
○ どのような事が起こった（---B）
○ A をすると必ずBが起こる（＝再現性がある）
　／もう一度 A をしても B は起らない（場合がある）
　　（＝再現性がないまたは再現の条件が確定的でない）

再現性がない場合は「一時的エラー」としてしばらく様子見をするのが一般的です。
1回出たエラーが非常に重大なエラーだった場合や、条件が確定できないけれど同様のエラーが繰り返し起こるという場合、詳しい情報取得のためにログの記録を仕掛ける事もあります。

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