- 松永 隆文
- Qull一級建築士事務所
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
お客様を迎える為のアプローチを楽しみたい。
昔の日本家屋は、玄関までの庇は、ぐっと低く構えている。
低いことに落着きを感じ、趣きが得られる。
京町屋の家は、駐車スペースの脇を通り、玄関に向かう。
建ペイ率の関係で、大きな庇は難しい。
そこで考えたのが、パーゴラ。
パーゴラとは、格子状等で組んだ屋根。藤棚を連想されるとわかりやすいかも。
屋根といっても、雨は防げません。だから建ペイ率にも含まれない。
そのパーゴラを出来るだけ低く設置し、その下を潜りながら玄関に向かう、アプローチなのです。
このパーゴラがあるのと無いのとでは、アプローチまでの楽しさが大きく変わりました。