- 阿部 雅代
- エレカ゜ントライフ合同会社 代表社員
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:家計・ライフプラン
なぜなら、世間のすべてのものは、過ぎいくものだからだ。心をしめつける悩みの中にあるときも、私は、この言葉をもって自分を慰める。「これも、いずれは過ぎいくものだ」と。
貧乏に苦しんでいるときにも、私は、自分にこう言う。「これも、いずれは過ぎいくものだ」と。
重荷となるほどの富を得たときも、私は、自分にこう言う。「これも、いずれは過ぎいくものだ」と。
まさに、そのとおりではないか!あの巨大なピラミッドを築いた者は、今、どこにいる?石の下に埋められているではないか。そして、そのピラミッドそのものでさえ、いつの日にかは、砂に埋もれてしまうのだ。すべてのものが過ぎいくものなら、今日のささやかな悩みに、思いわずらう必要があるだろうか?」
(「地上最強の商人」P.132.133)
悠久の時の流れを考えると、今日の悩みなど、ちっぽけなものなのでしょう。
悩みの中に入り込んでしまったときは、歴史を感じさせる所に出かけてみるとよいでしょう。
大自然の中に、身を置いてみるのもよいでしょう。
自分の小ささがよく分かりますから。
そして、「これも、いずれはすぎいくものだ」とつくづく感じますから。