医療保険の商品価値は下がっていく?・・・その1 - 保険選び - 専門家プロファイル

大関 浩伸
株式会社フォートラスト 代表取締役 FP技能士
東京都
保険アドバイザー

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対象:保険設計・保険見直し

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医療保険の商品価値は下がっていく?・・・その1

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医療保険の検証について
2005年あたりから、医療保険の比較特集など、各雑誌やサイトで華やかに
掲載されていますが、「こんな有効な特約がある」「こちらの方が安い」
という論調で、激しく飛び交っていて、選ぶ方もつい迷ってしまいますよね。

しかし、その前に、社会情勢やその動向を鑑みないのは、適切ではないと私は
思います。
これを棚に上げておいて、商品価値を見定めるのは早計ではないでしょうか?

現在の平均入院日数は、50日以下であるというデータがあります。
では、10年後、もしくは皆さんが60歳になる頃にこのデータが使える保証は
あるでしょうか?

最近の報道では、
「国の膨大な借金、いわゆる財政赤字」から「医療制度の深刻な財政悪化」
という活字が躍ってます。
しかもこれは短期間で解消できるものではない重い課題です。
そこから来る必然的なこと、それは、「診療報酬の見直し」です。
これにより、「20日以上の入院」を放置していては、医療機関の経営が圧迫される
という事態が起こってきます。

つまり、「意識のある入院患者」から「20日までに病院を追い出される」という
事態が急速に増えてくるという深刻な事態を想定しなければならないのです。
これは、そう遠くない現実です。

では、「入院してナンボ」の医療保険から、統計上
はたしていくらの給付金が受け取れるのでしょう? 

(その2へ続く・・・)