歯並びと咬み合わせ - 虫歯治療 - 専門家プロファイル

増岡 健司
医療法人社団 MEDIQOL 理事長 歯科医師
東京都
歯科医師

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対象:一般歯科・歯の治療

赤岩 経大
(歯科医師)
赤岩 経大
(歯科医師)

閲覧数順 2024年04月23日更新

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歯並びと咬み合わせ

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  1. 心と体・医療健康
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歯科の蘊蓄
◇歯並びと咬み合わせ

歯並び・咬み合わせは私たちにとってとても大事なことです。また下に示していることにも深く関
係しています。

・虫歯や歯周病
・顎関節症
・咬合低位症候群(肩こり・腰痛・背骨の彎曲などの諸症状)
 
 歯は、上の歯と下の歯のそれぞれがきちんと咬み合っているわけではありません。上下の歯は微妙にずれており、上下2 本ずつの歯が咬み合うようになっています。さらに隣同士の歯とともに、お互いに加わる力を分散しあいながら成り立っています。このためたった1本の歯の大きなずれが、咬み合わせそのものを狂わせるなど、全体に影響することもあります。
 
 ◇なぜ歯並びは悪くなるのでしょうか
 
 人の成長に伴って歯が生える時、同時に顎も発達して大きくなっていきますが、顎の成長と歯の
成長のバランスにギャップが生じると歯が歯列内に並ばず、後から生えてくる歯は外側や内側には
み出してしまいます。顎の発達が悪いことが歯並びを悪くする一つの原因です。これには食生活が
大きく関わっています。最近は昔に比べ柔らかい食べ物ばかりを好んで摂取する傾向にありますが、
これが顎の発達を妨げることになってしまいます。
 
 ◇歯並び・咬み合わせを直すには
 
 歯並び・咬み合わせを正しくするには歯列矯正が必要です。適切な開始時期は状況によって異なり
ます。まだ乳歯しか生えていない時期でも治療したほうがよい場合もありますし、全ての歯が永久
歯に生え変わってから、一度に治療した方がよい場合もあります。もちろん大人になってからでも
矯正治療は可能です。最近では大人になってから矯正をする人も増えています。
 
 ◇虫歯があっても矯正できるでしょうか
 
 矯正装置を取り付けた後は、虫歯の治療が難しくなる場合があります。まず先に虫歯の治療を終
えたほうがよいでしょう。全ての歯をベストなコンディションにしてから矯正をはじめることが原
則です。

 歯並びがよくなると、物をしっかり噛むことができ、歯磨きもスムーズにできます。口のなかの
健康を保ちやすくなるだけでなく、よく噛むことが消化を促進し、からだ全体の健康にも良い結果
をもたらします。
 
 歯ならびや咬み合わせについて気になったら一度歯科医師にご相談ください。

 おいしく食べるため
 
 よい発音で話すため
 
 脳の働きを促進するため
 
 見た目によい印象を与えるため