事務所兼用の自宅の電話が鳴りました。
夜型社会になったとはいえ、この時間に電話があるとすると、
高齢の両親に・・・もしや? と、不安に思いながらも電話に出ると・・・
電話営業の方の売り込みでした。
先方の話をさえぎり、
「この時間にお電話いただく内容ではないかと思うのですが、いかがでしょう?」
と申し上げると、
「いやぁ、昼間、何度かけてもお出にならないので・・・」と、
どこまで言っても、自分目線の電話なのです。
「もちろん、わたくしが事業者と知ってお電話いただいているのなら、仕事で外に出ていることは
ご承知いただけるのではありませんか?」
これ以上、聴く気持ちを作ることができず、
「失礼してもよろしいですね?」と、押し切って、電話を切りました。
くしくも、午前中、利益につなげるコミュニケーション研修を行ったばかり。
今日のテーマは、「好印象を与える話し方」だったのです。
クッション言葉を使って、自分の気持ちを伝えることの大切さ。
身をもって知ることになるとは、思いませんでした。
「たいへん遅くに申し訳なく存じますが・・・」と、切り出されていれば・・・あるいは。
厳しい時代、営業の立場も理解はできますが、夜間の電話は、相手の目線でかけるようにすることの大切さ。
改めて知ることができる、貴重な体験でした。
このコラムの執筆専門家
- 竹内 和美
- (研修講師)
- 株式会社オフィス・ウィズ 代表取締役
実践型研修で、結果が即・行動に現れます
ビジネススキルに不可欠なコミュニケーション力。ますます重要な「聴く力」「話す力」「論理的に考える力」を高める研修はじめ、企業研修の内製化のコンサルティング、人事政策のアドバイスなど、人事に関する総合的なご支援をしています。
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