待ちに待った鋳物浴槽が現場に搬入されました。
地元の浴槽メーカーに急遽、製作依頼(無理やりラインに入れてもらいました)したものです。
昨日工場で出来たばかりホヤホヤ!の物です。
鋳物製の浴槽は昔はスタンダードでしたが、
重量や価格の理由から、今ではユニットバスが主流です。
ユニットバスや在来の工法では、浴槽に使う材は人造大理石やポリバスが使われています。
鋳物製は1500℃に溶かした鉄を鋳型に流し込み、
ガラスの釉薬を高温で焼き付けることで
強靭さとホーローの滑らかさ、そしてあの輝きが生まれるそうです。
手焼きの器のような滑らかさがあります。
この工程と材を見れば、高級仕様となってしまうのも
仕方ないかなと思ってしまいます。
写真は浴槽の裏側です。断熱材が吹付けてあり、
最近のユニットバスに多い魔法ビン浴槽よりも性能がよいでしょう。
クライアントご自身も強く希望された鋳物ホーローの浴槽。
一度体感するとこの浴槽の良さが判ると思います。
仕事終わりはお風呂しか楽しみが無いからと
このお風呂を希望されるクライアントは多いです。
その良さを知ってる方には絶大な!人気の浴槽です。
現在は高級ホテルやこだわりの風呂として需要があるようです。
手軽なユニットバスももちろんメリットも多く人気ですが、
肌触りの違う鋳物ホーローを使った浴室リフォームも是非!お勧めいたします。
至福の入浴タイムになるはずです!
このコラムの執筆専門家
- 中村勝己
- (広島県 / 建築家)
- 中村勝己建築設計事務所
目指すは大らかでゆったりと過ごせる気持ちのいい空間の家
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