- 山藤 惠三
- 有限会社エスオープランニング 代表取締役 クリエイティブディレクター
- 東京都
- クリエイティブディレクター
対象:販促・プロモーション
- 山田 祐子
- (旅館・民宿プランナー)
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100年に一度の危機!指導者のリーダーシップは? #3
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ベンチャー経営術、イマ〜戦略系。
販促・プロモーションのバックヤード
2009-02-05 08:40
インフルエンザが流行したり、花粉症がやってきたり、季節の変わり目はイロイロと大変ですね。
こんにちは、山藤(サンドウ)です。
指導者のリーダーシップとは?の第三弾です。
「状況を察する知力」がリーダーの条件
リーダー論では、危機管理を区別する必要があります。
危機管理については2種類あります、前回のおさらいとして、
よくある危機では、
指揮統制型のアプローチで望み、階層的に組織を編成し、
通常の手順を適用することが重要です。
まったく新しい危機では、
命令指揮を抑えて、水平的に組織を編成し、メンバーが協力して、状況の理解と対応策の設計に取り組むのが必要です。
この状況では、臨機応変のリーダーシップの下で、専門知識を結集することが重要となります。
リーダーの対処法
状況の把握、 認識的な行動でアナリストなどによる状況診断を行います。
対応策の検討、現場の行動が必要で、暗黙知や経験などが重要になります。
第三段階として、行動力が要求されます。
政治的な行動で、リーダーが戦略の選択や報道、一般市民など外部との関係管理を行います。
これをふまえて、
危機的状況でリーダーに求められるのは、決定権をゆだねるタイミングや市民を安心させる
対話力だけではありません。
危機発生前にあらかじめ体制を構築し、訓練を行い、非常時に備えることも求められています。
いざ危機が起きてから市民に安心感を与えると言ったソフト・パワーだけではなく、
実務的な組織運営能力が大変重要なのです。
映画やドラマでも活用
犯罪ドラマや、テロ対策の映画などで、ストーリーや脚本の中にも任務遂行のプロセスにおいて、
大変重要な要素となってきます。
この辺のシナリオの出来、不出来が映画のクオリティーなどに影響を与えるのは、
もちろんのこと、リアリティーを与える重要な要素となります。
ブッシュ元大統領は、リーダーとは「決定を下す人」だと述べました、
しかしながら、決定を下す状況を見極めて、どんな方法で決定するかを決めることは、
さらに重要なことなのです。
状況を正しく理解できないリーダー、
たとえば、急を要する危機なのかまたは、よくある危機なのか?
まったく新しい危機なのかを見極められないリーダーは、
いくら決断力があっても間違った決定を下しかねないのです。
映画の中では、オイシイ悪役の場合がこちらのケースに当たります。
ヒーロー物には必ず必要な脇役になります。
参考資料 : 日本経済新聞 2008/5/19 経済教室