それは、日本の湿度の高い気候や靴を脱ぎ床に座る日本人特有の生活スタイルから生み出された、日本人の知恵であり、長い歴史のなかで築いた日本人の貴重な住文化であると言えます。
現在は「高気密高断熱」の家づくりが主流になり、気候や外部環境の変化にかかわらず、快適な住環境が保つことができる建築技術が確立していますが、私たち日本人の暮らしのスタイルは、基本的な部分では、やはり靴を脱ぎ、床に座ることで心が落ち着き、日当たりや窓の景色を大切にする暮らし方は昔からあまり変わっていないと思います。 そして、そのことはこれからも大切にしたいものです。
結露対策や断熱・遮音・防音効果などに効果を発揮する「真空ガラス」で間仕切ることで、快適な内部環境を保ちながら外と中の一体感を感じる伝統的な暮らしのスタイルが実現できます。 晴れた日や季節のよいときには、窓を開け放し、草木の香りや風を体感できるナチュラルな暮らしはとても心地よいものです。
●日常をお伝えしているブログ酒井正人DesignDiary
このコラムの執筆専門家
- 酒井 正人
- (東京都 / 建築家)
- サカイデザインネットワーク有限会社 取締役社長
住む人の手が触れる場所から、建物へ、街へと心地良さを拡げたい
設計手法・デザインの発想は「内側から外側へ」・・・建物という器だけをつくるのではなく、私達が暮らす場である生活空間の細部から生活環境全体のデザインを追求し「心地よさ」をご提案しています。
03-6379-4831
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