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「ビールはいつからおいしくなった?」、緩やかな変化を自覚する大切さ

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 お酒飲み同士で話していると、「ビールがおいしいと感じたのはいつからか?」という話題になることがあります。

 

 最近の若者はビール離れだそうなので、あまりわからないかもしれませんが、ビール好きの人に聞くと、初めはおいしいと思わなかったのに、いつの間にか好きになっていたという人が多く、みんなその境目がわからないと言います。中にははっきりとしたきっかけや思い出のある人もいますが、どちらかと言えば「いつだろうか?」「わからない・・・」という人が大半です。

 

 私自身も同様で、初めて口にした時のあまりおいしくなかった記憶はあるものの、大学時代には、もうおいしいと思って飲んでいました。

 一生懸命思い出してみて、「たぶんこの辺の時期に徐々に変わったかもしれない」ということは何となくわかりますが、いつどうなって切り替わったのか、あまり明確な境目はわかりません。

 たぶん、少しずつ味に慣れて、味覚が変わって、徐々においしいと思うようになったというのが実際のところでしょう。

 

 ここで思ったのは、緩やかに進む小さな変化や進歩というのは、一生懸命振り返らないと、それを自覚することが意外にできないということです。

 

 食べ物の好みや職業観、人間観といったものでは、好き嫌いが無くなったとか、昔はやりたくなかった仕事が今は面白いとか、昔は苦手だった人と今は親友だとか、そこまで極端ではなくても、許容範囲が広がっていたり、受けとめ方が変わっていたりするなど、振り返ってみて初めて自覚できることというのは、いろいろあるのではないでしょうか。

 

 こういう変化や進歩は、その度合いが緩やかなために、本人はあまり自覚できていないことが多いように思います。すでに当たり前になってしまっているために、あえて振り返ることもなく、振り返らないせいでもっとわからなくなっているということもあるのでしょう。

 

 会社の仕事でいえば、短い期間で結果が出るものばかりではなく、取り組み期間が長く継続的で、なおかつ成果がはっきり見えづらいものがたくさんあります。これらの取り組みでは、変化や進歩の度合いを、当事者があまりとらえていなかったりします。以前との違いが感じられないために、いつの間にか現状が当たり前になり、関わる人たちが思考停止になっていることもあります。

 

 やる気ややりがいを導き出す上で、自分の進歩や変化、成果を実感するということは大切です。そのための仕事術として、「短いサイクルでPDCAを回す」「ショートレンジで達成可能なストレッチ目標を立てる」などということがいわれますが、基本的にはみんな“変化を実感する”という同じ目的でのことです。

 

 緩やかな変化や進歩は、あえて振り返ってみないと、なかなか実感できません。一生懸命振り返ってもわかりづらいかもしれませんが、少なくとも変化や進歩があったことだけは確認できます。

 自分にとって、今は当たり前になっていることでも、時間をさかのぼって振り返ってみると、意外な変化や進歩を見つけられるかもしれません。それが自分のやる気につながることがあるはずです。

 

 

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