- 野平 史彦
- 株式会社野平都市建築研究所 代表取締役
- 千葉県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
家の中はできるだけ開放的な方がいい。
僕は家の中の建具はできるだけ「引き戸」にしている。
「ドア」は開いておくと不安定な建具であり、即ち、閉めるための建具である。
プライバシーを尊重しようという風潮が高かった時代には重宝がられたが、
日本が産んだ大発明「引き戸」は大変便利な建具である。
それは、必要な時に閉めればよく、中途半端に開いていても構わない。
「ドア」で個室化してしまうと、ただでさえ狭い日本の家は
もっとせせこましくなってしまう。
小さな家は、普段は引き戸を開け放し、大きな空間で生活しよう。
必要な時にはいつでも閉められるのだから、