違法な特許出願の回復が無効理由となるか(第4回) - 企業法務全般 - 専門家プロファイル

河野 英仁
河野特許事務所 弁理士
弁理士

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:企業法務

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
村田 英幸
(弁護士)

閲覧数順 2016年12月04日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

違法な特許出願の回復が無効理由となるか(第4回)

- good

  1. 法人・ビジネス
  2. 企業法務
  3. 企業法務全般
違法な特許出願の回復が無効理由となるか(第4回)
〜特許無効の抗弁事由〜  
河野特許事務所
米国特許判例紹介(第18回)
Aristocrat Tec. et al.,
Plaintiffs-Appellants,
v.
International Game Tech. et al.,
Defendants-Appellees.
                       
                       2008年12月29日 弁理士 河野 英仁
                
 
3.CAFCでの争点
出願が違法に回復された場合、無効理由となるか?
特許侵害訴訟における防御手段は米国特許法第282条*6に規定されている。4つの防御手段は以下のとおりである。

米国特許法第282条
(1)非侵害、侵害に対する責任の不存在、または、権利行使不能
(2)特許要件として第II部に規定されている理由をもとにする訴訟において、特許またはいずれかのクレームの無効
(3)本法第112条または251条の要件に合致しないことを理由とする訴訟において、特許またはいずれかのクレームの無効
(4)本法によって抗弁とされる他の事実または行為

 特許無効の抗弁については、(2)及び(3)に規定されている。しかしながら、(2)は「特許要件として第II部に規定されている理由」と規定しており、(3)の如く具体的な条文を記載していない。また、(4)は「本法によって抗弁とされる他の事実または行為」と広く記載されており、具体的にどのような事実または行為が抗弁事由となるか不明確である。

 争点は以下の2つである。
争点1:特許法第133条違反に係る違法に回復された出願に基づく特許は282条(2)に掲げる無効理由に該当するか否か?
争点2:違法に回復したことは282条(4)に掲げる抗弁事由となるか否か?
 |  コラム一覧 |