東洋医学でいう「五臓六腑」とは - マッサージ・手技療法全般 - 専門家プロファイル

吉川 祐介
Wecareカイロプラクティック&ナチュラルケア 院長
カイロプラクター

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対象:マッサージ・手技療法

檜垣 暁子
(カイロプラクティック理学士)

閲覧数順 2024年04月15日更新

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東洋医学でいう「五臓六腑」とは

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東洋医学

東洋医学の内臓



咽が乾ききったときに水を飲むと、「あ〜、五臓六腑に染みわたる」などと感じます。この五臓六腑は東洋医学でいう内臓のことです。五臓六腑は、「肝」「心」「脾」「肺」「腎」の五臓と、「胆」「小腸」「胃」「大腸」「膀胱」「三焦」の六腑です。


名前は同じでも、実は違うもの同士



五臓六腑は、西洋医学でいる内臓と同じ名称ですが、両者はまったく異なるものを名指しています。五臓六腑は、ある特定な生理的な働きを関連づけて結んだものに対してつけられる名称です。対して内臓は、実体を持つ臓器につけられた名称です。例えば、肝といったら肝臓を指すわけでなく、また肝臓の働きを指すのでもありません。まったく異なる東洋医学に固有な働きの集合を指しています。

部分的に見ると、両者に共通の機能が見られることもありますが、本質的にまったく異なるものであると考えなければなりません。

五臓の働き



五臓は、生命活動を維持するために必要な物質を作り、貯蔵することが主な働きです。そしてそれぞれに固有の生理機能を持っています。その働きの代表的なものを挙げます。

肝 血を貯蔵、気血の流れを調える
心 神(意識や精神活動)を貯蔵、血液循環と精神活動をつかさどる
脾 血気を生成する、栄養をつかさどる
肺 気を生成する、呼吸活動をつかさどる
腎 精を貯蔵する、成長・発育・生殖をつかさどる

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