- 上津原 章
- 上津原マネークリニック お客様相談室長
- 山口県
- ファイナンシャルプランナー
-
0820-24-1240
対象:家計・ライフプラン
ファイナンシャルプランナーの上津原です。
今日は、弊社のニュースレターで以前書いた、私が前の会社を退職した時のことについてお話します。
2002年11月。私は前の会社を退職しました。退職に当たって、私は社内メールで月刊PHPのバックナンバーにあったこの文章を書きました。
『「あなたの会社の存続と成長を保証してくれる最も重要なものは何か」の質問に、あなたはハッキリと確信を持って答えられるか』
当時、会社は毎月1000万円程度の赤字を出し続けていました。このままだと半年以内に倒産するのではと私は思いました。私には営業現場への配置転換の話があったのですが、退職することを選びました。
その後会社は大手家電量販店の傘下に入り業績が回復しました。だから、配置転換の話を受け入れていれば毎月の給料は保証されていたでしょう。出世をしてもっと給料も上がっていたかもしれません。結果論ですが、生活の安定という点では、私は退職を選ばなかった方が良かったのではと思います。もし、皆さんが数年前の私と同じような境遇に立っておられるのであれば、今の会社で最善を尽くすことも大事な選択肢です。
それでも退職した最大の理由は、私の存在意義を貫きたかったからです。今まで個人や法人の財務の仕事をしてきた私にとって、次に進むべき道もやはり財務にあるように思いました。一時的に財産を大きく失っても、本来あるべき姿を追求するほうが結果的には自分自身の成長につながると思ったからです。そして数ヵ月後、ファイナンシャルプランナーとして独立することを決心しました。
先ほどの『』の中の「あなたの会社」という言葉は、「あなた」に置き換えて考えることもできます。目先の目標を達成することと、将来あるべき姿について考えること。両方できることに越したことはありません。
ただ、将来のために一時的に何かをあきらめる必要があっても、数年で帳尻を合せることができればそれでもよいのではないでしょうか。
このコラムの執筆専門家
- 上津原 章
- (山口県 / ファイナンシャルプランナー)
- 上津原マネークリニック お客様相談室長
心とお金が豊かになるライフプランを一緒に作成しませんか。
「上津原マネークリニック」という名前には、お金の無理やストレスのない「健やかな」暮らしを応援したい、という思いがこもっています。お客様の「ライフプラン設計」を第一に、また「長いお付き合いを」と考え顧問スタイルでライフプランを提案します。
0820-24-1240
「ライフプランの心」のコラム
地域特化型電子マネーの変化(2024/03/30 22:03)
買った時の書類は大事に保管しましょう(2024/02/29 19:02)
親知らずを抜きます(2024/01/31 21:01)
皆様はどんな動画を見ておられますか(2023/12/28 23:12)
息子の成長とともに(2023/11/30 17:11)